鼻をかむ時に耳が痛い・・・

風邪をひいたときなど、鼻をかむ機会が増えると痛みを感じたことがある人は意外と多いのではないでしょうか。

なぜ鼻をかんでいるのに、耳に痛みを感じるのでしょう。

鼻をかむ時に感じる耳の痛みの原因として考えられる病気と、その対策について紹介していきます。

 

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鼻をかむと耳が痛いのはなぜ?

鼻

鼻をかむ必要性

鼻水の元となるのは、鼻腔や副鼻腔からの分泌液や涙です。

鼻は耳だけでなく、目とも繋がっているのですね。

鼻水は、鼻から吸い込んだ異物(細菌やウイルス、アレルゲンなど)、もしくは乾燥した空気に反応して作られ、それらのものから身体を守る役割を持っています。

 

つまり、鼻水には細菌やウイルスといったものが混じっている可能性があるのです。

鼻水をそのままにしておくと細菌やウイルスが増殖して、すすったタイミングで鼻の奥、副鼻腔や耳へと流れ込んでしまう危険性があります。

鼻水はすするより、かんだほうが良いということなんですね。

 

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痛くなる原因

間違った鼻のかみ方をしている人は意外と多く、それによって耳が痛くなる可能性があります。

どんな鼻のかみ方が良くないのか確認していきましょう。

いきおいよくかむ

鼻を思いきり強くかむと、耳の奥にグッと圧力がかかる感じがしますよね。

いきおいよく鼻をかむと、中耳に圧力がかかって負担となってしまいますし、細菌やウイルスの混じった鼻水が耳の奥へと押し込まれてしまうこともあります。

くり返し圧力がかかると、鼓膜に負担がかかってしまい、最悪の場合は破れてしまう可能性も。

さらにいきおいよくかむと鼻の粘膜も傷つきやすくなってしまうため、鼻血の原因となることもあります。

 

鼻水を出し切れていない

いきおいよくかむのも良くありませんが、かみ方が弱くて鼻水を出し切れていないのも良くありません。

鼻腔内に鼻水が残っていると、そのなかで細菌やウイルスが増殖してしまいます。

それが耳へと流れてしまう可能性もありますし、気管支炎や肺炎の原因となってしまうこともあります。

 

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鼻水をすする

癖になっている人もいるのではないでしょうか。

鼻水をすすると、鼻の奥、さらに耳の奥へと鼻水が送り込まれてしまいます。

鼻水をすする癖がある人は、内圧で鼓膜が薄くなったり、弾力性がなくなって張りが失われたりすることにより、耳閉感(耳が詰まった感じ)が伴われることもあります。

癖になっているという人は、無意識のうちに鼻水をすすっていることも多いと思うので、意識をして止めるようにすること。

また鼻水が出たら鼻をかむ、という習慣をつけることが大切です。

 

両方同時にかむ

左右の鼻を同時にかむと、鼻に十分な力がかからず、上手く鼻水を出し切れないことがあります。

空気の通り道は一つにすること。

同じように、口が開いていても空気が抜けてしまうので気を付けましょう。

両方同時にかんでいると、鼻水が奥へと押し込まれてしまうことで、副鼻腔炎や中耳炎の原因となってしまうこともあります。

 

正しい鼻のかみ方

医者 ポイント

 

まずは正しい鼻のかみ方を覚えて、自然な流れでできるようにしましょう。

 

① 十分に息を吸う

② 口を閉じて、斜め下を向く

③ ティッシュを当てて、片方の鼻をしっかり押さえる

④ ゆっくりと、息を「フーッ」と全て吐き切るようなイメージでかむ

⑤ 鼻水をすべて出し切るまでくり返す

 

人によっては、②のときに斜め下ではなく、左の鼻をかむときは右斜め下、右の鼻をかむときは左斜め下に首を傾けたほうがかみやすいという人もいます。

鼻をかむときの息の吐き方は、強すぎず、弱すぎず。

一度に出し切ろうとしないで、少しずつかむようにしましょう。

 

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鼻をかむと痛い時に考えられる病気

耳

 

耳は大きく分けて外耳、中耳と内耳の3つの組織で成り立っています。

私たちが普段、耳垢の掃除をしている外と繋がっている部分が外耳。

鼓膜の向こう側にあるのが中耳、それらを他の器官とつなげている耳管があるのが内耳です。

中耳炎

耳の痛みがあるときに疑われるのが中耳炎で、風邪やインフルエンザなどが原因となります。

鼻、喉や耳はつながっているので、鼻から入った菌が鼻水とともに耳管という器官を通って耳まで流れてしまいます。

これが鼓膜の内側で炎症を起こすと、中耳炎になります。

中耳炎の症状

鼻をかむと耳が痛い、というのは典型的な中耳炎の症状です。

鼻をかむ時には耳や顎など顔周りに力が入りますし、炎症を起こしているので力を入れると痛みます。

それ以外にも物を食べたり、耳抜きをする時にも痛みを感じる事があるかもしれません。

また痛みだけでなく閉塞感や耳がこもっているような気がしたり、蓋をされているように感じることもあります。

 

中耳炎の予防方法

中耳炎の原因は鼻から流れてくる鼻水なので、中耳炎を防ぐにはこまめに鼻をかむことが一番です。

ですがあまりに鼻をかみすぎると、今度は鼻の内部を痛めてしまったり、別の病気の原因になりますので、注意が必要。

また中耳炎は菌が原因ですので、放っておくと悪化する可能性があります。

重くなってしまうと熱が出たり、顔周りが腫れたり・・・と症状もひどくなってきますので、早めに耳鼻科を受診しましょう。

 

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耳管狭窄症

耳管は細い管で中が空洞になっていて、鼓膜の外と圧力を同じ状態に調整する役割があります。

エレベーターに乗ったりトンネルに入ったりした時に、耳に違和感を感じた経験があるのではないでしょうか。

急に高いところに行ったり、閉鎖空間に入ると空気の圧力が変わるので、圧力の変化に合わせようとしているのです。

耳管が狭くなったままになる

耳抜きがうまくできない状態が続いて圧力のバランスが取れず、耳管が狭い状態が続いてしまうのが耳管狭窄症です。

中耳炎と同じで鼻水がたまることで耳管を圧迫したり、鼻を強くかみすぎて変に圧力がかかるのが原因です。

 

耳管狭窄症の予防法

これも鼻水をためないよう、鼻をかむことが予防につながりますが、強くかみすぎると逆効果になります。

鼻水をかむときの注意点は、片方ずつ優しくかむということです。

当たり前のことかと思われるかもしれませんが、これがうまくできてきないと、鼻水が逆流して鼻の奥に戻り、やがて耳管に流れていってしまいます。

 

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副鼻腔炎

副鼻腔炎とは鼻の奥にある副鼻腔という場所に鼻水がたまり、炎症を起こす病気です。

耳が痛いというと耳だけの病気と思われるかもしれませんが、鼻と耳は密接な関係があります。

副鼻腔炎になった方は、鼻の痛さと同時に「耳が聞こえない」「耳が痛くてこもっているような感じがする」という方も多いようです。

 

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外耳炎

外耳は意外とデリケートで、耳垢の掃除のしすぎで傷つくことも多いのです。

傷ついた外耳に何かの拍子で菌が入ってしまうと、炎症を起こし外耳炎になります。

耳垢の掃除はお風呂に入った後などの清潔なとき、柔らかい綿棒で優しく行うのが一番ですね。

耳垢の掃除は適度に行いましょう。

 

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鼻をかむと痛いときの対策

医者 ポイント

耳鼻科を受診

耳の痛みが治まらないようなら、早めに耳鼻科を受診しましょう。

中耳炎でも、鼻をすする癖がある場合などには「滲出性中耳炎」といって、中耳に膿や浸出液が溜まって慢性化してしまうこともあります。

また、さらに悪化すると「真珠腫性中耳炎」といって、まわりの骨などを溶かしてしまうような重症例に発展してしまうこともあります。

中耳炎は子供に多い疾患ですが、大人がなると重症化しやすいと言われているため要注意です。

 

上体を起こす

夜間で病院に行けないけれど痛みが強い、というような場合には、横にならず上体を起こしておくことも応急処置の一つとして有効です。

座ったり立ったりして頭の位置を高くすることで、鼻や喉の粘膜の血管が収縮し、耳管機能が改善することがあります。

逆にお風呂に入るなど、血管が拡張するような行動は避けましょう。

 

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冷やす

こちらも応急処理ですが、痛い箇所である耳の裏、首のリンパなどを冷やすことでも痛みが緩和することがあります。

水で濡らしたタオル、冷却ジェルシート、保冷剤をタオルで包んだものなどを使いましょう。

ただし、冷やし過ぎも良くないので注意です。

また冷水を少しずつ口から飲む、というのも有効とされています。

室温が高い場合にはクーラーを付けたり、窓を開けて風に当たったりしても良いですね。

 

解熱鎮痛剤

冷やすなどの応急処置を行っても痛みが強いときには、病院に行くまでのあいだ、市販の解熱鎮痛剤や、以前に本人が処方してもらった薬を使用するのも良いでしょう。

ただし小さいお子さんの場合は、使える薬も限られてきます。

心配なことがあれば薬剤師に相談したり、薬局やドラッグストアで登録販売者に相談するようにしましょう。

 

 

さいごに

耳と鼻は、どちらかが異変をきたすともう一方にも影響が出やすい器官です。

耳の病気はひどくなると、聞こえ辛いことがストレスになります。

また耳の中にある、平衡感覚を司る器官の三半規管に影響が出てめまいの原因になったりと、体のさまざまな不調の原因になります。

ただの鼻水、ただの耳の痛みと侮らずに早めに病院へ行って下さいね。

 

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