耳たぶが腫れてジンジンする・・・

ピアスをしている方は耳たぶが熱をもって赤く腫れている、という経験をされた方も多いかもしれません。

ピアスだけではなく、他の病気でも耳たぶは腫れることがあります。

腫れている原因によって受診科も異なってきますので、見極めてから対処するようにしましょう。

 

Sponsored Link

 

ピアスによる腫れ

初めてピアスを貫通させた耳の皮膚は一部分が破壊され、ダメージを受けています。

そのため熱を持っていて刺激に弱く、簡単に化膿してしまいます。

金属アレルギーに注意!

開けたばかりのピアスホールはとてもデリケート。

ピアスホールを安定させるためのセカンドピアスは、金属アレルギーを引き起こす素材に注意。

安心な素材としてはチタン、医療用ステンレスやセラミック、シリコンなどがありますが、合金だけは使わないようにして下さい。

 

このような素材を使ってしまうと金属アレルギーを起こして腫れたり、しこりになったりする可能性が高くなります。

また注意したいのが、ポストだけアレルギーフリーのものを使っている場合などです。

必ずピアス全体がアレルギーフリーのものを使うようにして下さいね。

 

腫れを早く引かせるには

刺激をしない

気になるからといってピアスホールを触ったりして刺激を与えてしまうと、いつまでたっても腫れは引きません。

我慢して腫れが引くのを待ちましょう。

消毒薬は使わない

ピアスホールはせっけんや流水でやさしく洗い、清潔にしましょう。

以前は消毒薬を使うようにいわれていたこともあったようですが、最近では効果的でないとされています。

水で洗うだけで、大半の汚れや細菌は落とせることが研究の結果分かっています。

ホットソークをしてみる

伯方の塩や海の精などの天然塩9gを、100ccの40度くらいのお湯に溶きます。

ここで大切なのは、必ず天然塩を使うということ。

精製塩などは用途が違うのでおすすめできません。

 

塩水をタオルに含ませ、患部にやさしく15分置くようにします。

机にタオルを置いて耳をのせるようするとやりやすいです。

新陳代謝を高めることで自己治癒力を引き出せるのです。

軟膏をぬり、乾燥させる

ゲンタシンなどの軟膏を塗り、化膿しないように乾燥させましょう。

 

Sponsored Link

 

 

粉瘤(ふんりゅう)

他の原因として多いのが、粉瘤(ふんりゅう)です。

表皮嚢腫やアテロームとも呼ばれています。

皮膚にできる炎症性の腫れで、普段は「腫れ」以外には症状はありません。

体中どこでもできる

耳たぶに限ってできるものでもなく、背中やワキの下やお尻など皮膚のどこにでもできます。

顔では耳たぶができやすいようです。

粉瘤は皮膚の良性腫瘍なので、大きな心配はいりません。

粉瘤ができる原因ははっきりはしていませんが、毛穴の一部分の組織が深い所で袋状になり、その中に老廃物が溜まってしまうことではないかといわれています。

痛みが出て痛い

小さいうちは皮下にコリッとしたしこりを感じる程度ですが、段々と大きくなり、自然に消えることはありません。

炎症が活発になると、大きく腫れて、痛みや熱を伴うこともあります。

耳たぶの後ろ辺りに直径数ミリの粉瘤がかたまっていくつかできることが多く、よく見ると小さな穴があり、ギュッとつまむと白いドロリとしたものが出てくることも。

皮膚科で手術も

この白いものは中に溜まっていた垢なので、悪臭を伴います。

対処法としては、皮膚科受診をして抗生物質の内服や点滴、または切開して中の膿を出す必要があります。

しかし皮下に袋が残っているといずれ再発するので、腫れが小さいうちに手術で袋ごと取り出す方が望ましいです。

ストレスなどで免疫力が落ちて再発することもあります。

必ず治療しなければいけないというものではありませんが、ごくごく稀に巨大化して癌になることも否定はできないので油断はできません。

 

 

虫刺されによる腫れ

山などへ行った後耳たぶが腫れると虫刺されかなと思いますが、寝ている間にダニに噛まれて腫れることもあります。

気がつかないうちに腫れていて痒みもある場合は、虫刺されが原因のことがほとんどです。

子供にありがち

小児の耳たぶの腫れの原因は虫刺されによることが最も多いようです。

痒みがありますが、掻いてはいけません。

掻いてしまうと、刺された部分の皮膚が傷付いて、そこから菌が入り込み、炎症を悪化させてしまいます。

 

まずは冷やすようにしましょう。

しかし、直接氷などで冷やすと凍傷にもなりかねませんので、保冷剤等を布やガーゼで包んでから冷やしましょう。

原因が虫刺されであるならば、市販薬にもたくさんの種類がある抗ヒスタミン剤を塗って痒みを抑えるとよいのです。

 

 

耳介軟骨膜炎(じかいなんこつまくえん)

耳介軟骨膜炎というのは感染や外部からの刺激により、炎症が軟骨膜に及ぶ病気です。

感染初期段階では耳介が少し腫れ、赤みを帯びる程度ですが、徐々に腫れがひどくなり、痛みや熱を伴うことが多いです。

細菌感染が原因

虫刺され、ヘルメット着圧時の圧座や、ピアスを開けた時の刺激に加えて、細菌の感染を伴うことが原因です。

できるだけ早い段階で治療しないと、軟骨膜が厚くなったりや軟骨の変形を生じますので、とりあえず応急処置として冷却し、そして耳鼻科を受診をして下さい。

 

 

痛風(急性関節炎)

他に耳たぶが腫れる病気が痛風です。

血中尿酸値が高くなり、尿酸の結晶が肘や手指関節、膝やアキレス腱、かかと、足指関節に沈着するのですが耳たぶも沈着しやすい部位の一つなのです。

耳たぶと腎臓の関係

耳たぶが腫れるってなんとなく意外な気がしますよね。

そもそも痛風とは、腎臓が弱って毒素を排出できなくなって起こることが多いのですが、腎臓と耳たぶには密接な関係があり、五官から耳は腎臓や膀胱を表します。

 

さらに毒素の中でも尿酸が関係していることから、耳たぶが腫れるのも納得がいくわけです。

尿酸が高くなる原因は不明ですが、痛風発症のほぼ9割以上が男性。

遺伝の関係もあり、暴飲暴食や肥満体系、よく汗をかくスポーツをする人、高カロリーな食事摂取をする人に多い傾向があります。

 

激烈な痛み

症状としてチクチクとした痛みを感じたり、患部がやんわり熱をもち始め、暫くすると強烈な痛みと腫れ、帯熱感を伴います。

「痛風発作」とも呼ばれますが、激痛が発作的に起こり、2~3日程過ぎれば除々に弱まり、10日程で痛みは治まります。

しばらしたら発作の症状は治まるからと思って放置すると、発作を繰り返して段々と症状も悪化していき、尿酸の結晶があちこちにできやすくなります。

痛風が原因の耳たぶの腫れの場合は、内科を受診をして下さい。

 

 

さいごに

耳たぶの腫れについては重篤な病気の原因になることはありませんので、過度に心配する必要はありませんが、腫れが気になる時は皮膚科を受診しましょう。

放置して治ることももちろんありますが、症状があればついつい触ってしまいます。

腫れや痛みなどが悪化してしまう前に、症状にあった治療で早期対処をしましょう。

 

Sponsored Link