やらなくちゃいけないことがあるのに、なんだか頭がぼーっとする。

そんな経験ありませんか?「寝不足かな」「疲れているのかも……」

思い当たることがあれば良いのですが、何か病気が関わっているのかもしれません。

頭がぼーっとする時に考えられる病気と原因について見ていきましょう。

 

 

 

頭がぼーっとする原因

呼吸をした時に取り込まれた酸素は肺に入り、そこから血液中のヘモグロビン(赤血球)と結びつきます。

ヘモグロビンが血液の流れに乗って、脳を始めとした全身へと酸素を運んでいるのです。

しかし呼吸が浅く、十分に酸素を吸い込めていないと血液中の酸素は少なくなり、脳へと運ばれる量も不足してしまいます。

何かに集中して、気付かないうちに呼吸が浅くなっていませんか?

貧血

赤血球

ほかに脳が酸素不足になる原因には、貧血が挙げられます。

貧血は血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンが少なくなってしまうことが原因で、脳が酸欠になってしまうのです。

頭がぼーっとする以外に、あくびがたくさん出る場合は要注意です。

 

貧血で吐き気がして気持ち悪い!?病院の何科に行く?

 

 

 

脳疲労

運動すると身体が疲れるように、たくさん頭を使うと脳も疲れます。

また過度のストレスに晒されたり、過労だったりすると、有毒物質であるアンモニアが脳内に蓄積されてしまうことがあります。

脳に有毒なアンモニアが溜まると脳の神経細胞が浮腫んだり、活動が低下してしまい、頭がぼーっとするなど意識障害の原因になるといわれています。

頭にモヤがかかったような状態になるなら、脳が疲れているのかもしれません。

 

脳のエネルギーが足りない

ご飯

 

脳が働くために必要な栄養といったら、糖分(ブドウ糖)ですね。

脳がエネルギーとして使う栄養はブドウ糖のみで、血液中のかなりの分を消費しています。

糖分が不足すると脳は機能失調を起こしてしまうので、朝食でパンやご飯などの炭水化物を摂ることは重要です。

忙しいから、食欲がないからと朝食を抜いてしまうと、脳はエネルギーの糖分を手に入れることができません。

 

その結果、午前中に頭がぼーっとして働かないという事態になってしまうのです。

疲れた時に甘いものが食べたくなるのも、脳がエネルギー不足になっている証拠。

チョコレートや飴を口に含むと良いですが、糖分の摂り過ぎは良くありません。

逆に血糖値が上がり過ぎてしまうと今度はインスリンが過剰分泌され、低血糖症になってしまうことがあります。

 

 

 

低血糖症

 

脳がブドウ糖を消費する際に行う、消化、吸収、代謝、調整はどれか一つでも上手くいかないと低血糖症になってしまいます。

原因

低血糖を起こす原因は、大きく分けて2つあります。

 

  • インスリンの過剰投与や過剰分泌
  • ホルモン分泌量の変動

 

血糖値をコントロールするインスリンは膵臓から分泌されますが、インスリン分泌に異常があるのが糖尿病です。

糖尿病はインスリンの調節がうまくいかなくなる病気なので血糖値の上昇を防ぐため、インスリン投与をすることになります。

低血糖を起こす原因として多いのが、糖尿病治療として使われるインスリンの過剰投与です。

しかし低血糖症は糖尿病の人だけではなく、現代なら誰でも発症する可能性のある病気で、最近増えているうつ病や精神病にも関係があるといわれています。

 

症状

急激に血糖値が下がった時に出る症状として、多いのは自律神経症状。

 

  • 空腹感
  • 疲労感
  • 発汗
  • 手足の震え
  • 動悸
  • 顔面蒼白
  • 判断力の低下

 

対して血糖値の下がり方が緩やかな時は、以下のような中枢神経症状が見られることが多くなっています。

 

  • 集中力の低下
  • 眠気
  • 頭痛
  • 痙攣
  • 昏睡

 

 

 

低血糖症になりやすい人

低血糖症には、ある程度の遺伝や体質が関係しています。

 

  • 家族に糖尿病を患っている人がいる
  • 胃下垂である
  • アトピーなどのアレルギーがある
  • お酒、たばこ、カフェインのとりすぎ
  • 食べすぎ
  • 糖分や脂肪分の多い食事

 

機能性低血糖症は、生活習慣である程度改善することができます。

食事は野菜から食べるようして、炭水化物は最後に食べるなど、できることは色々あります。

これは糖尿病の食事療法ですが、食物繊維が血糖値の上昇を緩やかにしてくれるため。

健康な人も血糖値の急激な上昇を防ぐため、食べる順番は日頃から意識しておいた方が良さそうです。

 

機能性低血糖症の症状をチェック!原因は食事?

 

 

頭がぼーっとするのは脳の病気かも・・・

脳

 

頭がぼーっとする症状が出る病気はいくつかあります。

脳梗塞

脳の血管内で血栓ができて詰まってしまう脳梗塞。

脳梗塞というと、急に頭が痛くなって倒れるというイメージが強いかもしれません。

しかし小さな血管の詰まりが原因となる多発性ラクナ梗塞は、頭がぼーっとしたり、重いといった症状のほうが多くなっています。

 

他には手足の麻痺や、呂律が回らないなど。

激しい頭痛や吐き気がある場合には、命の危険もある、緊急を要するものになってしまいます。

頭がすっきりしないだけだから、と甘く見ないで危険な状態になる前に、一度病院で検査を受けることをおすすめします。

くも膜下出血

くも膜下出血は脳動脈瘤といわれる動脈の弱い部分がコブになったものが破れて出血し、脳とくも膜下の間に血が溜まる病気です。

今まで経験したことのないような激しい頭痛が襲い、嘔吐や吐き気を伴うことも少なくありません。

一刻も早い治療が必要です。

 

ろれつが回らない8つの病気と原因

 

 

 

 

ストレスが原因になることも?

おばさん

 

ストレスは万病のもと。頭がぼーっとする原因には、ストレスも関係しているかもしれません。

ノルアドレナリンやドーパミンと並んで、三大神経伝達物質と呼ばれるセロトニン。

セロトニンは脳内で気分や感情のコントロールに使われるものですが、ストレスが原因でセロトニン不足になることもあります。

自律神経失調症

ストレスの他にも、過労や生活リズムの乱れなどが原因となる自律神経失調症。

自律神経は、身体を活発に働かせる交感神経と、リラックスさせる副交感神経のバランスで成り立っています。

しかし、そのバランスが乱れてしまうと、身体が様々な不調を訴えるようになってしまうのです。

身体症状

  • 慢性的な疲労、だるさ
  • 頭痛
  • 肩こり
  • めまい、立ちくらみ
  • 動悸
  • 冷や汗
  • 下痢
  • 吐き気

精神症状

  • イライラ
  • 不安感
  • 集中力の低下
  • やる気が出ない
  • 抑うつ症状

 

人によっては、上記以外の症状が出ることもあります。

また先ほどの低血糖症の症状の1つとして、自律神経失調症が出ている場合もあります。

 

自律神経失調症の治し方!自力でできる改善方法はある?

 

心因性の疾患になってしまうことも

自律神経失調症を放っておくと、うつ病やパニック障害、不安障害などへと悪化してしまうことが考えられます。

またうつ病や統合失調症など精神的な疾患を持っている人は、頭がぼーっとしたり、頭痛になったりする人が多いようです。

生活習慣を改善したり、ストレスを解消したりしてみても体の不調が良くならない場合は心療内科や精神科を受診しましょう。

 

うつ病の初期症状をチェック!自力での治し方

 

 

 

自律神経失調症の治療

 

自律神経失調症はストレスなどの「心」の不調が問題のため、治すのは難しいのではないかと考えられがちです。

治療で使う薬は睡眠導入剤や抗不安薬、向精神薬などになりますが、きちんとした治療をすれば完治も十分に望めます。

しかし、これらの薬を飲むことに抵抗のある人は、意外と多いのではないでしょうか。

そんな時は漢方を使うことができるかどうか、病院で聞いてみると良いでしょう。

 

東洋医学で行う自律神経失調症の治療では、自律神経の乱れを整える根本治療が主体となっています。

自律神経を整える上で注目するところは、五臓のうちの「肝」と「心」です。

「肝」は情緒安定や機能調整に、「心」は血液循環や筋肉の収縮、弛緩に働きかけます。

これらに効くような漢方薬を使用することで、血液の巡りを良くして体のこわばりを取ったり、リラックスさせたりすることが期待できます。

 

 

他にはこんな原因が!?

頭がぼーっとする原因は、意外にも普段の生活習慣に潜んでいるかもしれません。

姿勢が悪い

猫背になっていたり、前かがみになっていたり、姿勢が悪いと首や肩の血管が圧迫されて頭への血流が阻害されてしまいます。

特にデスクワークで長時間、同じ姿勢で座っているという人は緊張性頭痛になっている可能性もあるので要注意。

パソコン画面に集中して、首を前に突き出すような姿勢になっていませんか?

1時間に1回は立ち上がって、肩や首を回すなどストレッチをしたいところです。

 

ストレートネックの治し方と4つの改善方法!

 

睡眠不足

睡眠は、身体だけでなく脳を休める上でも重要です。

眠る時間が毎日バラバラだと、生活リズムも乱れてしまいますし、疲れを取るような質の良い睡眠も取れなくなってしまいます。

忙しくてゆっくり眠っていられないかもしれませんが、6~8時間は睡眠時間を確保できるように、少し工夫してみてください。

 

めまい

めまいがあると、頭がぼーっとする原因になります。

めまいの特定は難しいことがありますが、大きく分けて目、耳、首、そして脳が原因になっているようです。

こちらに書いてありますので参考にしてみて下さい。

 

視界が揺れる9つの原因と病気

 

Sponsored Links