女性に多く見られる偏頭痛。

偏頭痛の痛みって、特定の食べ物や飲み物が「きっかけ」になることもあるんです。

強い痛みのせいで吐き気がすることもあり、頭痛持ちの人にとっては辛いですよね。

偏頭痛を引き起こす食べ物や飲み物について、詳しく解説していきたいと思います。

 

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偏頭痛とは?

脈打つような、ドクドク・ズキズキとした痛みが特徴の偏頭痛。

こめかみの辺りを中心に、頭の片側または両側に痛みが出ます。

発作的に激しい痛みに襲われるため、吐き気や嘔吐を伴うことも多く、光や音などへの過敏症が出ることも。

 

酷いと、横になるために動くことすら出来なくなってしまいます。

痛みが出る前に、前兆として、視界がキラキラしたり欠けたりする閃輝暗点(せんきあんてん)などが見られることもあります。

原因

偏頭痛の原因は、脳の血管が拡張し、炎症を起こしてしまうこと。

脳血管の周りにある三叉神経が何らかの刺激を受けると、炎症のもとになる物質が発生し、血管の拡張が進みます。

その刺激には、セロトニンが大きく関わっているのではないかとも言われています。

偏頭痛のきっかけ

偏頭痛を持っている人の多くが、痛みが出ることに対して、何らかの「きっかけ」を持っていると言います。

きっかけは人によって様々で、いくつかのことが重なっていることも考えられます。

 

  • 精神・身体的要因(ストレス、睡眠不足、疲労など)
  • ホルモンバランス(月経など)
  • 環境的要因(天候の変化、気圧、気温、光、音など)
  • 食事(食べ物、飲み物など)

 

今回は、その中の「食事」にスポットを当てて見ていきましょう。

 

 

偏頭痛を誘発する食べ物や飲み物

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アルコール

アルコールは血管を拡張させる作用があります。

お酒を飲むと、顔が赤くなったり体が熱くなったりするのは、血行が良くなるからなんですね。

疲れていたり体調が悪い時などは、いつもより少ない量でも頭痛が現れることがあります。

片頭痛持ちの人のお酒の飲みすぎは要注意です。

ちなみに、お酒の適量ってどのくらいなのでしょうか。

 

  • ビール:500ml(中ビン1本)
  • 日本酒:180ml(1合)
  • 焼酎(25度):110ml(0.6合)
  • ワイン(14度):180ml(ボトル1/4本)
  • 缶チューハイ:520ml(1.5缶)

 

最低でも週2日は休肝日を設けてくださいね。

お酒は「百薬の長」とも呼ばれるように、適量なら良い作用もあるので、自分に合った量を楽しみましょう。

ただし、赤ワインだけは片頭痛持ちの人にはオススメできません。

その理由については、このあと解説します。

 

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ポリフェノール(赤ワイン・チョコレートなど)

ポリフェノールもまた、血管を拡張させる作用を持っています。

先ほど、片頭痛持ちの人にはNGと言った赤ワイン。

製造過程で、皮や種などのポリフェノールを多く含む部分も一緒に発酵させるため、含有量が多くなってしまいます。

ほかに注意したいのはチョコレート。

ミルクチョコでも多く含まれているのですが、最近では高カカオポリフェノールをうたった商品も多く出ていますよね。

チョコレートはつい食べ過ぎてしまいがちなので気を付けたいところです。

ポリフェノールは、ほかにもブルーベリーやココア、コーヒー、お茶などにも多く含まれています。

ただし、ブルーベリーに関しては、眼精疲労による頭痛には逆に効果があるとも言われています。

 

亜硝酸ナトリウム(ハム・ソーセージなど)

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これも血管を拡張させる作用があります。

亜硝酸ナトリウムは、加工肉(ハム、サラミ、ソーセージなど)のほか、水産物加工品(イクラ、タラコ、塩漬けのニシン、魚肉ソーセージなど)にもよく使われている食品添加物です。

亜硝酸ナトリウムの用途は2つ。

 

1つ目は発色剤として。

商品の見た目を良くするためですね。

加工肉は長期保存が可能なものが多いのですが、腐っていなくても肉が黒ずんでしまいます。

黒ずむと売れゆきが悪くなってしまうため、消費者のニーズに合わせて色味を良くしているのです。

 

2つ目は防腐剤として。

特に、加熱せずに製造されたソーセージなどはボツリヌス菌の繁殖が心配されます。

ボツリヌス菌による食中毒は致死率が高いため、その予防として使われています。

実は、亜硝酸ナトリウムには発がん性があるとの研究データもあるのですが、毎日大量に食べるのでなければ大丈夫。

それでも心配ならば、無添加のものを選ぶようにしましょう。

 

チラミン(チーズなど)

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チラミンとは、古くなった食品のアミノ酸が分解する時に作られる物質。

そのため、発酵食品や燻製食品などに多く含まれています。

チラミンの作用は、血管を収縮させること。

 

しかし、そのあと反動で血管が拡張してしまうため、頭痛が起こってしまいます。

チラミンが体内に入ると、交感神経内からノルアドレナリンの放出を促します。

ノルアドレナリンは興奮や怒り、不安感などを助長する神経伝達物質。

 

それにより、血圧や心拍数を上げてしまう作用もあります。

チラミンが多い食品の代表はチーズ。

熟成の進んだ年代物のなかでも、チェダーチーズには特に注意が必要です。

 

チーズ以外の乳製品、ヨーグルトやバターにも多く含まれています。

ほかにも、チラミンを多く含む食品はたくさんあります。

 

  • ナッツ類(特にピーナツバター)
  • 大豆製品(納豆、みそ、醤油など)
  • ピクルス
  • 柑橘系の果物
  • バナナ
  • イチジク
  • 玉ねぎ
  • ソラマメ
  • キムチ
  • レバー

 

ポリフェノールのところで挙げた、赤ワインやチョコレートにも多く含まれています。

 

参考:American Headache Society

 

グルタミン酸ナトリウム(うま味調味料)

これも、チラミンと同じく血管を収縮させ、そのあとの反動で拡張させてしまうもの。

グルタミン酸とは昆布や煮干しなどの旨み成分のことで、それを人工的に作ってナトリウムと結合させたものがグルタミン酸ナトリウムとなります。

つまりは化学調味料。

 

うま味調味料と言われる部類で、代表的なものだと「味の素」がこれに当たります。

他には、スナック菓子や中華料理に多く入っているほか、食品添加物として加工食品にも使われています。

アミノ酸のグループに入るため、食品表示には「調味料(アミノ酸)」と書かれているので、少し注意して見てみてください。

 

グルタミン酸ナトリウムを多量に使った中華料理を食べることで、頭痛や発汗などの症状が見られたことから、「チャイニーズ・レストラン・シンドローム」なんて言葉も。

最近では、グルタミン酸を使っていないことをアピールするため、「No MSG(グルタミン酸ナトリウムのこと)」と表記する商品や店も多くなっているそうです。

 

 

さいごに

偏頭痛を引き起こす「きっかけ」になる食べ物や飲み物を、いろいろとご紹介してきましたが、すべてを避けることは難しいですよね。

それに、これらの食品の中には、栄養価の高いものもたくさんあります。

実際のところ、片頭痛を誘発する食品を避けた食事よりも、バランスの良い食事を取ったほうが片頭痛は起きにくいと言われています。

赤ワインにチーズやチョコレートなど、いくつかの食品を合わせて食べなければ、あとは好きなものをバランスよく食べるほうが良いでしょう。

 

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