嘔吐や下痢といった症状が辛い腸炎。

食欲がなくて「こんな時、何を食べたらいいのだろうか?」と悩んでしまうこともあると思います。

いざ腸炎になった時に焦らないよう、どんな食事をしたら良いのか知っておくと安心ですね。

腸炎になった時に、気をつけたい食事について見ていきましょう。

CMでよく耳にする経口補水液OS-1のことや、お粥以外にはどんなものを食べられるのかなど、ぜひ参考にしてみてください。

 

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腸炎になってしまったら・・・

腹痛

 

腸炎になると一般的な風邪の症状に加え、下痢や嘔吐といった消化器官の症状が出ます。

さらに腹痛を起こしたり、腸炎の種類によっては37~39度ほどの発熱を伴うこともあります。

細菌とウイルスが原因の腸炎

腸炎で特に注意したいのは、細菌やウイルスによるものです。

カンピロバクターやサルモネラ、O-157(腸管出血性大腸菌)などの細菌性腸炎は、夏場に注意が必要です。

重症化しやすく、潜伏期間も長いものが多いため原因が特定しにくいという難点があります。

 

ノロウイルスを始め、アデノウイルスやロタウイルスなどのウイルス性腸炎は、冬場に流行することが多くなっています。

子供が特に感染しやすく、吐しゃ物の処理をする際に感染対策が不十分だと、そこから大人にも感染が広がっていきます。

薬は飲まずに回復を待つ

原因が細菌やウイルスであっても、それを治す特効薬のようなものはありません。

自然回復が基本なので、自宅での食事療法と安静が大切になってきます。

腸炎になったらまずは水分補給を最優先にすること。

 

一番心配されるのが下痢や嘔吐で、水分と一緒にミネラルなどの電解質が失われてしまう、脱水症状です。

さらに熱による発汗でも、脱水症状に拍車がかかります。

食欲がなければ胃腸を休めるためにも無理に食べる必要はありませんが、水分だけは忘れず取るようにしましょう。

 

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まずは水分補給

経口補水液

腸炎の時は何を飲めばいい?

胃腸に刺激にならないよう常温で、一度に大量に飲まず、少量をこまめに飲むようにしましょう。

水や白湯でも良いのですが、失われたミネラルバランスを取り戻すためには、電解質を含むスポーツドリンクや経口補水液が適しています。

経口補水液とは、電解質と糖質をバランス良く配合しているもの。

スポーツドリンクの場合、ものによっては電解質濃度が低い割に、糖質が高いというようなものもあるため注意が必要です。

経口補水液OS-1

夏になると、所ジョージさんが出演している「経口補水液OS-1」のCMを目にする機会も多くなると思います。

所ジョージさんは、2010年に自身が体験した2度にわたる脱水症状の経験を活かして、経口補水液の重要性を訴えています。

彼の場合は熱中症による脱水症状でしたが、腸炎による脱水症状でも同じことが言えます。

 

経口補水液OS-1は大塚製薬の製品です。

WHOが提唱する経口補水療法と、アメリカの小児科学会を参考にして、病者用食品の表示許可も取っています。

特徴はナトリウム(塩分)とカリウムを多く含んでいること。

 

ナトリウムは500ml当たり575mgで、味噌汁1杯分、または梅干し1個分に相当します。

カリウムは500ml当たり390mgで、オレンジジュース1杯分、またはバナナ1本と同等です。

これらの成分により、軽度~中度の脱水症状にまで効果を発揮します。

 

自宅でも作れる経口補水液

経口補水液は自宅でも作ることができます。

 

  • 水1リットル
  • 食塩小さじ1/2
  • 砂糖大さじ4と1/2

 

この3つの材料を混ぜるだけです。

飲みにくいようでしたら、レモン果汁などで味付けをしても良いでしょう。

急を要する場合などのために覚えておくと便利ですね。

 

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腸炎の時の食事の取り方

うどん

急性期

下痢や嘔吐などの症状が酷い時は、無理に食事を取らず断食して胃腸を休めさせることも大切です。

以前は良くなるまでしばらくは断食という考え方が一般的でした。

 

しかし現在は、症状が治まったら早めに食事を再開して体力を戻したほうが治りが早いと言われています。

腸炎の症状は1~2日で治まるものがほとんどなので、少しの間だけ我慢しましょう。

断食をしていても水分だけはしっかりと取ってくださいね。

 

徐々に食事を再開

無症状で数時間~1日ほど経ったら、徐々に食事を再開していきます。

その際、いきなり元の食事に戻すのではなく消化の良いものを少しずつ取り入れていくようにしましょう。

消化の良いものとは、消化にかかる時間が短いもののこと。

胃腸にとどまる時間が短いことで、弱った胃腸に負担をかけずに必要な栄養を摂取し、体力を取り戻していくことができます。

食事の回数やその他のポイント

最初は3食ではなく、5~6食に分けて少しずつ食べていくと胃腸の負担にもなりません。

ポイントは温かいもの、そして柔らかくよく煮込んだもの。

栄養をバランス良く取るためにも毎回お粥とかではなく、いろいろな食品を取るようにしましょう。

薄味のスープや味噌汁から始めて、お粥やうどんなどにしていくと良いでしょう。

 

胃腸粘膜の回復を助けてくれるたんぱく質も、温かく柔らかいものを選びます。

湯豆腐や茶わん蒸し、白身魚のすり身や鶏ひき肉、ささみなどを食事にプラスしてみましょう。

乳製品も以前は腸炎の時に食べるべきではないと言われていましたが、ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌は腸内環境を整えてくれます。

症状が治まったらデザートで食べるのも良いですね。

 

食物繊維の種類に注意!

野菜にも様々な栄養が含まれているので、回復のためにも食べたいところ。

ただし注意したいのは食物繊維。

食物繊維には水に溶ける水溶性食物繊維と、水に溶けない不溶性食物繊維の2種類があります。

 

不溶性食物繊維(ゴボウ・トウモロコシ・きのこ類・大豆など)は消化が悪く腸に負担をかけてしまうため控えましょう。

水溶性食物繊維(大根・キャベツ・ほうれん草・芋類など)は反対に消化が良いため、柔らかく煮込んでお粥やスープに入れると良いですね。

 

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腸炎で食べてはいけないもの

バツ

刺激物は厳禁

基本的に、胃腸の負担になる刺激のある食べ物は禁物です。

弱っている胃腸にダメージを与えてしまい、回復を遅らせるだけでなく、悪化させてしまうこともあります。

揚げ物やスナック菓子などの脂っこいもの、香辛料や唐辛子を使ったもの、脂質や糖質の多い甘いものも控えましょう。

 

甘いもの

甘いものが食べたくなった時はケーキやクッキーではなく、果実の入っていないゼリーやカステラなどがおすすめです。

果物の場合は、すりおろしたリンゴやバナナが消化に良いとされています。

あまり冷たいものは刺激になり、お腹を冷やしてしまうため避けた方がよさそうです。

 

コンビニは?

一人暮らしの人の場合、具合が悪いのに食事を用意するのも大変だと思います。

コンビニを上手く活用するのも一つの手で、レトルトのお粥やレンジで温めるだけのうどんなど、消化に良いものが見つかります。

冬場ならおでんもおすすめ。

ただしノロウイルスなどに感染している可能性がある場合は、外に出掛けないように注意してくださいね。

 

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さいごに

腸炎を早く治すためには食事療法が鍵になってきます。

しかしウイルスなどが原因で、家族全員が感染して寝込んでしまい食事が用意できない、なんてことになったら困りますよね。

細菌やウイルス性のものは人を介して感染することもあります。

手洗いうがい、消毒、また調理の際は十分に加熱処理をするなど、まずは腸炎にならないための対策も重要です。

 

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