唾を飲み込もうとしたら、なんだか喉が詰まる感じがして息苦しい。

普段あまり意識しない部分ではありますが、喉に違和感があるというのは意外と苦しいものです。

喉ということで耳鼻咽喉科を受診すると思いますが、調べてみたら思わぬところに原因があるかもしれません。

喉の奥の異物感、詰まったように感じるのは何なのか見ていきたいと思います。

 

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喉の奥が詰まったように感じる原因

はてな

 

喉の違和感で耳鼻咽喉科を受診する人は意外と多いですが、原因は喉の異常や精神的なものまでさまざまです。

原因の特定が大事

詰まったような感じがあるときには、喉以外に原因があることもあります。

近くの耳鼻咽喉科を受診することが多いと思いますが、状況によってはより詳しい検査のできる総合病院などでしっかり原因を特定してもらうことが大切です。

 

喉の違和感の原因には、以下のようなものが考えられます。

 

  • 喉や鼻、気管支や食道などの「喉周辺」に異常がある
  • 自律神経失調症や鉄欠乏性貧血、更年期障害などの「全身」に異常がある
  • うつ病や心身症、がんに対する不安などの「精神面」に異常がある

 

がんの可能性もないとは言えないので「気にしすぎかな」と自分で納得せずに、しっかり病院で診てもらって可能性を排除してもらうようにしましょう。

 

どんな検査をする?

問診では、できるだけ症状を正確に伝えるようにしましょう。

「いつ頃から」「どんなときに」「どんな感じがするのか」などは誰よりも本人が一番わかっていることだと思います。

場所が喉周辺であるため、視診や触診も同時に行われることがあります。

 

目視で確認できない部分に関しては、一般的にファイバースコープが使われます。

鼻や口から入れる内視鏡で、鼻の奥や気管、食道の入口などを確認することができます。

ほかにはレントゲンやCT、MRIなどで確認する検査や、アレルギーの有無や甲状腺の状態を確認する血液検査、精神面の状態を確認する心理テストなどが行われることもあります。

 

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鼻や喉の異常

まずは実際に鼻や喉が腫れていて、違和感や異物感が出ているケースです。

咽頭炎や喉頭炎

喉の風邪、もしくはアレルギーや喫煙などによって炎症が起こり、粘膜が腫れている状態。

強い痛み、粘膜の赤い腫れ、頭痛や発熱、声枯れ、乾いた咳などが出て、息苦しさや詰まったような感じもします。

咽頭炎や扁桃炎は目て確認することができますが、奥の喉頭炎や声帯炎などはファイバースコープを使って確認する必要があります。

また副鼻腔炎など鼻の疾患によって、鼻水が喉へと流れ込んでしまっても炎症は起こります。

 

慢性的な炎症

1~2週間で治るようなら急性ですが、症状が何週間も続くようなら慢性となります。

慢性副鼻腔炎になっていると、鼻水が流れて上咽頭炎(喉の上部、鼻の奥のあたり)を併発することもあるため、まずは副鼻腔炎の治療をしっかり行うことが重要です。

ほかにも扁桃炎や喉頭炎などが慢性化することもあります。

 

急性の咽頭炎などは喉の強い痛みが特徴ですが、慢性化すると痛みよりも違和感のほうが強くなります。

喉がイガイガする、渇く感じがする、もしくは詰まるような感じがするなど。

咳や痰が出ることもあります。

 

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咽頭がんや喉頭がんの初期症状

咽頭には上咽頭(鼻の奥あたり)、中咽頭(目で見えるあたり)、下咽頭(食道の入口あたり)の3つがあり、下咽頭がんだと食道がんを併発することもあります。

原因にはアルコールや喫煙、乱れた食生活などのほか、EBウイルスやパピローマウイルスへの感染も疑われます。

喉頭はちょうど声帯のあるあたりで、喫煙によるダメージを受けやすいため男性に多いがんとなっています。

逆流性食道炎により、長期的にダメージを受けた場合に発症することもあります。

症状は喉の風邪と似ていますが、上咽頭がんの場合は耳症状(耳が詰まる感じや難聴など)が現れることもあります。

 

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消化器系の異常

「逆流性食道炎」、さらにはその仲間の「咽喉頭酸逆流症」でも喉に違和感が現れることがあります。

2つの違いは、胃酸が逆流してくる場所です。

逆流性食道炎は食道までですが、咽喉頭酸逆流症では喉まで胃酸が上がってきます。

胸やけや呑酸、胸の痛みなどの一般的な症状のほかにも、喉の違和感や異物感、声のかすれや咳、のどの痛みなどが現れます。

 

とくに咽喉頭酸逆流症では、口を開けて見ると、胃酸によって赤く腫れあがった喉の粘膜を確認することができます。

どちらも原因は食生活やストレス、睡眠不足などの生活習慣が大きく関係しています。

胃に負担のかかるような食事、食べ方(暴飲暴食、早食いなど)には気をつけましょう。

または、胃と食道の間の括約筋が締まらなくなったり、胃酸過多となる病気が背景にある場合もあります。

 

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精神的なもの

検査をしたのに異常なしだと諦めてしまいがちですが、精神的なものから来ているケースもあります。

うつ病

喉の詰まる感じは、うつ病から来ていることも考えられます。

心の症状よりも身体の症状のほうが先に現れることもあるため、早い段階で気付くことは大切。

とくに喉の違和感や息苦しさは、うつ病の初期症状として現れることも多いです。

本人は自覚していなくても、喉に症状が出ている段階でストレスがだいぶ溜まっていることも考えられるので、信頼できる病院でしっかり診てもらうようにしましょう。

 

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喉咽頭異常感症(ヒステリー球)

“喉咽頭異常感症”という名前で診断されることも多いヒステリー球もまた、ストレスなどの精神面によるものです。

検査をしてみても異常が見つからず“原因不明”の場合には喉咽頭異常感症と診断されます。

喉のあたりに異物感がある、イガイガする、ヒリヒリする、不快感が続く、圧迫感があって苦しい、唾を飲み込んだ時につかえる感じがする・・・など、喉の違和感の症状は人によって様々です。

 

喉のあたりに異物が詰まっているような感覚や息苦しさ、飲み込みづらさなどを感じます。

物を飲み込む動作(嚥下)には自律神経が大きく関わっていますが、ストレスなどにより自律神経のはたらきが乱れると、喉や食道の筋肉が緊張して硬くなってしまいます。

筋肉が収縮しすぎることにより、飲み込む動作をしたときに違和感や異物感が出てしまうのですね。

 

治療には、まずは自分自身でストレスを溜めすぎないように調節しつつ、リラックスできる環境をつくることが大切です。

病院ではカウンセリングや薬を使用しての治療がありますが、漢方薬などもあります。

「半夏厚朴湯」には神経を鎮めて、気分をリラックスさせたり緊張をほぐしたりする効果があるので、漢方薬を使いたい人は医師と相談してみても良いかもしれませんね。

 

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その他の原因

女性の閉経前後10年ほどに訪れる更年期は、女性ホルモンの分泌が減少することで自律神経が乱れ、心身の不調が現れます。

代表的な症状には発汗やのぼせ、だるさ、イライラなどがありますが、自律神経の乱れによって喉の違和感や異物感が現れることもあるのです。

ただし、注意したいのは、ちょうどその年代だから更年期障害だと決めつけてしまうこと。

心筋梗塞でも、喉に異物感のような、何かが喉に詰まった感じがすることがあるので要注意です。

他に原因があることも十分に考えられますので、自己判断はせずに病院でしっかり内科的要因を外していくことからしていきましょう。

 

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さいごに

喉の奥でなにかが詰まっている感じがするときは、まずは病院で原因を調べてもらうようにしましょう。

ごく稀にですが、がんという可能性もあります。

「きっとこれが原因だろう」と自己判断はせずに、ひとまずは病気の可能性を消していくことが重要です。

病院で検査をして異常なしだったという場合にも、精神面など目に見えない部分に異常が出ている可能性もあります。

信頼できる病院で、納得がいくまで診てもらうようにしましょう。

 

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