あなたは自分の鼻水をチェックしていますか?

「え、汚い……」なんて思わないで、自分の鼻水の状態をチェックするのは大切なこと。

実は、鼻水の色が緑や黄緑をしていたら、ちょっと気を付けないといけない病気が隠れているかもしれないのです。

鼻水が緑や黄緑色をしている時、一体どんな病気の可能性があるのでしょう。

 

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緑色や黄緑色のどろっとした鼻水「膿性鼻汁」

鼻水が緑や黄緑になる原因

粘り気のある鼻水に色(黄・黄緑・緑など)がついているのは鼻の奥で炎症を起こし、体がウイルスと戦っているためです。

副鼻腔炎

風邪をひいた後に鼻の症状が長引く場合、副鼻腔炎になっている可能性があります。

「副鼻腔」とは顔のあちこちに空いている空洞部分のことで、全部で8つ(4種類)すべて鼻と繋がっています。

副鼻腔炎とは風邪などで侵入した細菌やウイルスが、鼻の奥、副鼻腔にまで広がって炎症を起こしている状態。

 

炎症により副鼻腔に膿が溜まってしまうため、悪臭のする黄緑色や緑色のどろっとした鼻水が出てきたり、ひどい鼻づまりを起こしたりします。

その鼻水が喉のほうに流れると、痰が絡んで黄緑色のゴムのような塊となって口から出てくることもあります。

さらに膿が溜まりすぎると、頭痛や重い感じがしたり、頬辺りが痛くなったり中耳炎を発症してしまうことも。

 

風邪が長引いている場合なら「急性副鼻腔炎」ですが、いつまでも治らないなら「慢性副鼻腔炎」になっている可能性があります。

慢性副鼻腔炎は別名「蓄膿症」、名前を聞いたことのある人も多いと思います。

治療は抗生物質などの薬の服用や吸入、鼻うがいなどが有効ですが、慢性化していると治すのにも時間がかかってしまいます。

治療は根気よく行っていきましょう。

 

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鼻腔内異物

鼻腔内異物というのは、鼻の中に異物が入り込んでしまった状態のこと。

大人の場合はほとんどが事故だと思いますが、小さい子供の場合は好奇心から自分で詰め込んでしまうケースがよく見られます。

ビーズや粘土、小さいおもちゃの部品、豆などの食べ物、ボタン電池などにも要注意です。

 

鼻の中に入って取れなくなっても、子供はなかなか親には言いません。

自分でなんとかして取ろうとして、余計に奥に押し込んでしまうので親が気づくことも難しくなってしまいます。

鼻の奥に異物が入ってしまうと粘膜が傷ついて炎症を起こし、細菌が入って感染症になってしまうこともあります。

 

その結果、悪臭のする膿性鼻汁が出たり、鼻血や頭痛、発熱などを起こしたりします。

浅ければ病院でピンセットを使って取ってもらうことができますが、奥に入ってしまっていると、内視鏡などを使わなくてはいけません。

感染症になっていると、抗生物質や消炎鎮痛剤などの薬の服用も必要になってきます。

小さいお子さんがいるご家庭では、十分に気を付けたいですね。

 

腫瘍

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腫瘍というと、「え、がん!?」と思ってしまいますが、鼻の腫瘍には、良性(ポリープなど)と悪性(がん)の2つがあります。

どちらも手術で摘出となることが多いですが、ポリープは慢性副鼻腔炎でもよく見られるものなので、そちらの治療も大切になってきます。

鼻の腫瘍に関しては、特に40代以上の男性が要注意となっています。

 

良性の腫瘍(ポリープなど)

鼻にできるポリープは、キノコのような形から「鼻茸(はなたけ)」と呼ばれます。

白くてブヨブヨしているもので、透明~黄緑色の鼻水が出ます。

鼻茸そのものは良性なので、すぐに治療しないと命に関わるというものでもありません。

 

ただし症状がひどくなって鼻づまりによる弊害が出たり、成長して鼻の穴から飛び出たりすることもあるので、一度病院で診てもらうと良いでしょう。

もう一つ、良性の腫瘍でよく見られるのが「乳頭種」と呼ばれるもの。

ヒトパピローマウイルスに感染することが原因で、見た目は鼻茸にも似ていますが、乳頭種はがんを併発している可能性があるため要注意です。

 

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悪性の腫瘍(がん)

鼻腔や副鼻腔にできるがんにもいろいろありますが、有名なものだと上顎洞がんがあります。

上顎洞は副鼻腔の一つ、目の下(頬の奥あたり)にある一番大きな空洞部分です。

この部分は、自分の目で見て確認することができないですよね。

 

症状などから少しでも疑いがあれば、病院で診てもらうに越したことはありません。

良性のものとの違いは、鼻水に血が混じることが多くなっています。

腫瘍の見た目は良性のものが白っぽいのに対して、悪性は赤黒い色をしているそうですが、自己判断は危険なので注意してくださいね。

 

歯性上顎洞炎

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今回のテーマは鼻ですが原因が歯にある可能性も考えられます。

虫歯や歯周病は大丈夫でしょうか?

目の下(頬の奥あたり)にある副鼻腔の一つである上顎洞は、歯の根元部分ととても近い位置にあります。

 

そのため虫歯などの細菌が歯の根元から上顎洞へと侵入し、炎症を起こしてしまうことがあるのです。

特に注意が必要なのが上の奥歯です。

虫歯や歯周病以外でも親知らずを抜歯した時や、インプラントの失敗などが原因の可能性もあります。

 

もしくは、歯の治療を途中で放置している場合も細菌が侵入しやすいので要注意。

歯性上顎洞炎は、歯が原因で起こる“副鼻腔炎”なので、どろっとした膿性鼻汁が出ます。

ただし原因が歯のため、治療は耳鼻科のほか、歯科にも行かなくてはいけません。

 

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水のようにサラサラした鼻水「水様性鼻汁」

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粘り気はほとんどなく、透明または薄い色のついたサラサラの鼻水。

花粉症などのアレルギー性鼻炎か、風邪の可能性が高くなります。

アレルギー性鼻炎

アレルギー反応による鼻炎を持っている日本人の割合は、5人に1人と言われています。

一番に思い浮かぶのは、おそらく“花粉症”でしょう。

ほかにもハウスダスト、ダニ、ペットの毛、気温の変化、ストレスなど、人によって原因は様々です。

 

アレルギー性鼻炎の症状は主に3つ。

 

  • くしゃみ
  • 鼻水
  • 鼻づまり

 

これらの鼻の症状は、アレルゲンが鼻から侵入するのを防いだり、吸い込んでしまった分を排出しようとするために出ています。

サラサラした鼻水には、鼻の粘膜を洗い流す作用もあるのです。

 

アレルギー性鼻炎は、なによりも原因の除去が大切。

病院でパッチテストなどをしてもらって、アレルゲンが何なのか判明させる必要があります。

ハウスダストなら室内の環境を整えたり、花粉ならマスクで防いだりと、それぞれのアレルゲンごとに対処していきましょう。

 

アレルギー検査は何科に行く?料金はいくら?

 

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風邪

風邪の中でもサラサラの鼻水は、“鼻風邪”の初期症状として出ることが多いようです。

そもそも鼻風邪とは、くしゃみ、鼻水、鼻づまりといった鼻症状だけが出ている状態。

そこに喉の痛みや発熱、咳や痰などが加わると、いわゆる“風邪”となります。

 

鼻風邪は進行していくと菌が繁殖するため、鼻水の色も透明から黄色っぽく粘り気のあるものへと変わっていきます。

鼻水が出るのは身体が風邪と戦っている証拠なので、薬などで無理に止めるのはあまり良くありません。

ただしいつまでも鼻の症状が治まらない場合、副鼻腔炎になっている可能性があります。

1週間以上にわたって鼻の症状が続くようなら、一度病院で診てもらいましょう。

 

 

透明で粘り気のある黄色い鼻水「粘液性鼻汁」

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透明だけれど、サラサラではなく粘り気がある場合、風邪の症状が進行していることが考えられます。

風邪の初期ではサラサラの水様性鼻汁ですが、進行していくと菌が繁殖して粘り気が出てきて、透明から黄色へと変化していきます。

副鼻腔炎でそこまで膿が溜まっていないときにも、色はないのに粘り気のある鼻水が出ます。

 

急性鼻炎

風邪や花粉症以外でも、鼻から吸い込むものが粘膜を刺激すれば、急性鼻炎は起こります。

例えばPM2.5や黄砂、たばこの煙、それから仕事で粉塵を吸い込む人など。

ただ単に空気を吸い込んだだけでも、空気が冷たかったり乾燥していたりすると、鼻の粘膜は刺激されます。

 

急性鼻炎は1~3週間以内には治るものですが、もし治らなかったり、急性鼻炎を繰り返し起こしていると、“慢性鼻炎”になってしまいます。

慢性鼻炎になると副鼻腔炎や中耳炎なども併発しやすくなるため、急性鼻炎のうちに早めに病院へ行って薬を処方してもらいましょう。

 

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鼻のかみ方にも気を付けよう!

鼻水が出たら薬などで無理に止めずに、こまめに鼻をかんで外に出してあげることが大切です。

強く鼻をかむと、鼻粘膜の毛細血管が破れて鼻血が出たり、耳を痛めて中耳炎になったりしてしまいます。

 

片方ずつ、口は閉じて少し下を向くようにしてかむと良いでしょう。

ほかにも鼻水には、吸い込んだ空気の温度調節や加湿も行っています。

特に空気が冷たく乾燥しやすい冬場は、マスクをしたり、加湿器などを利用すると良いですね。

 

 

さいごに

鼻水が黄色や黄緑、緑になる時には、どこかで炎症や化膿を起こしている可能性が高いので、適切な治療を受ける必要があります。

副鼻腔炎はよくある病気ではありますが、慢性化すると治療も長引いてしまい、ポリープや中耳炎の原因にもなってしまうので、気をつけたいところです。

鼻水の状態を見れば、さまざまな身体の不調を知ることができるので、ぜひティッシュでかんだ時にセルフチェックしてみてくださいね。

 

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