「痔」・・・って恥ずかしくて、人には言えませんよね。

痔は症状が軽ければ手術をしなくても自然治癒するので、問題を先延ばしにせず早めに対処することが一番です。

また恥ずかしさから病院に行くのが億劫になってしまう女性の場合、何科を受診すれば良いのでしょうか。

 

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なぜ痔になる?

女性
便が硬いと、排便時に必要以上にいきむようになります。

肛門付近の皮膚は薄くて毛細血管が集まっているため、いきんだタイミングや硬い便が通過したタイミングで傷つきやすくなっています。

またデスクワークなど長時間座っていることによる肛門への負担、下痢、下腹部の冷えからなども痔になる要因となってしまいます。

ずっと座りっぱなしの生活などで、肛門周辺をうっ血させないような対策が必要になってきます。

直腸性便秘も痔の原因に!

直腸性便秘は普通の便秘とは違い、直腸に便が溜まっていても便意を感じない厄介な便秘です。

大腸と肛門の間にある直腸に便があると普通は便意を感じますが、排泄せずに我慢を繰り返すと、徐々に便意を感じなくなります。

毎日出ているという人でも、知らない間に直腸性便秘になっている可能性があるのです。

 

便意がないだけで、直腸に便が残っているかもしれません。

普段から我慢しがちな人、便意を感じないという人、また便が硬いという人も要注意です。

普通の便秘のように便秘薬を使えば良くなるわけではないので、慢性化しやすいという特性も持っています。

 

あなたは大丈夫?

日本人の3人に1人が痔を持っているとも言われています。

この発症率は外国でも同じくらいなので、痔は世界的にもポピュラーな病気といえるでしょう。

痔は早い段階ならば、生活指導や薬で治ることが多い病気です。

 

しかし日本人の場合、かなりひどくなるまで我慢してしまう人が多いといわれています。

「病院に行くのは恥ずかしい」「こんなこと人に相談できない・・・」と、どうしても思ってしまいますよね。

海外に比べ、日本における痔の手術の割合は高くなっています。

自分は痔だということを隠しているケースもあるため、実際の発症率は3人に1人よりも多いのではないかともいわれています。

 

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痔の種類

便秘

いぼ痔(痔核)

いぼ痔は、痔の中でも最もポピュラーなもの。

排便時のいきみにより毛細血管が集まったところがうっ血し、血行不良になることで静脈瘤ができます。

静脈瘤ができる場所により、内痔核と外痔核の2種類に分けられます。

 

内痔核

肛門と直腸の境目にある歯状線という、でこぼこの部分より直腸側にできる場合は内痔核です。

内痔核のできる直腸には神経がほぼないので、痛みを感じることはほとんどありません。

そのため出血や脱肛によって痔だと気づくことが多くなります。

 

脱肛とは大きくなった痔核が、肛門から外へ飛び出すことです。

最初は排便時に飛び出し、自然と元の位置まで戻るのですが、悪化すると指で押さなくては戻らなくなります。

さらに症状が進行すると、指で押し戻すこともできず痔核が飛び出たままになり、肛門付近に炎症が起きることもあります。

 

外痔核

歯状線より肛門側にできるのが外痔核です。

肛門の皮膚には神経が通っているため痛みを感じますが、出血はありません。

触れば痔核があるかどうかわかるため、判断はつきやすいと思います。

静脈瘤は血の塊のため、悪化していぼの中で血が固まると腫れて痛みが強くなります。

 

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切れ痔(裂肛)

硬くなった便が通過する際に、肛門付近の皮膚が切れたり裂けたりすることで起こります。

肛門の外傷でもあるため出血があります。

また、いぼ痔よりも強い痛みが出ることも特徴で、排便後にしばらく痛みが残ることもあります。

 

直腸性便秘による硬い便のほかにも、下痢便が原因になることもあります。

便が通過する際の痛みが強いため、つい便意が来ても我慢してしまい便秘に陥るという悪循環に陥りがち。

さらに排便の際にいきんだり、下痢が治らないことでも治癒を遅らせてしまいます。

便秘になりやすく、便意も我慢しがちな女性に多い痔となっています。

 

あな痔(痔瘻)

あな痔は上記の2つに比べ発症率は低くなっていますが、なったら必ず手術になるため侮れません。

女性より男性に多い痔となっています。

歯状線のくぼみに便が入り込み、大腸菌などの細菌が感染することで炎症や化膿を起こします。

 

その後、溜まった膿を排出するために、直腸から肛門付近の皮膚に「膿の通り道」であるトンネルができます。

これが痔瘻と呼ばれるもので、肛門周辺の皮膚に痛みや腫れが出るほか、38~39度の発熱が出ることもあります。

膿が排出されると一時的に症状が治まりますが、繰り返してしまうと厄介なことになります。

トンネルが枝分かれして手術が難しくなったり、肛門ガンを発症することもあるため、早期治療が求められます。

 

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治療方法

生活習慣の改善と薬

いぼ痔と切れ痔の場合、症状が軽いうちは生活習慣の改善と薬の使用で治療していきます。

薬は軟膏や坐剤、注入軟膏などを使いますが、市販薬もたくさん出ているため、ドラッグストアなどで購入して自分で処置することもできます。

病院でも生活指導などをしながら、3か月ほど様子を見ることになります。

快方に向かうことも多くありますが、改善されなかったり脱肛がある場合には、手術などの処置を取ることになります。

 

手術

痔瘻のほか、上記の治療で改善が見られなかった痔には手術という選択肢も出てきます。

手術といっても現在は技術も進歩して、レーザーやメスを入れない方法も出てきています。

再発を防ぐということや、術後のリスクなどを考えて切除手術のほうが良い場合もありますが、医師と納得がいくまで話し合うことが大切ですね。

日帰りでできるものもありますが、直腸まで手術するような場合は入院することになります。

 

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何科に行けばいい?

はてな

 

痔は肛門にできた「傷」のため、基本は外科の範囲になりますが、専門の肛門科を選べればベストです。

よく他科と併設している肛門科もありますが、できれば肛門科のみで開業している病院がおすすめ。

 

もし近くに肛門科がない場合には、消化器外科やかかりつけの内科でも診てもらえます。

問診のほか、触診や肛門鏡を使っての診察となります。

診察や病院の雰囲気などは、各ホームページを見るとわかるので参考にすると良いでしょう。

 

女性の場合は?

女性の場合、場所が場所だけに心配事は多いですよね。

「医師が男性だったらどうしよう」「待合室に男の人がいたら嫌だな」「そもそも肛門科に入る時点で恥ずかしい」と思うかもしれませんが、まずは情報収集をしましょう。

近くの肛門科で女性医師がいるかどうか、いるならその医師の診察日はいつになるのか。

もし決まらない場合は婦人科も視野に入れてみましょう。

 

女性は出産時のいきみによって痔になることもあるため、妊娠出産を経験された方なら、その時にお世話になった婦人科を頼るのも一つの手です。

また最近では、女性外来というのも増えてきました。

女性医師による女性専門の診療科で、診てくれる疾患が限定されていますが、痔などの肛門科も担当しているところもあります。

 

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痔にならないために

正しい排泄をしよう

痔になる原因は、便意の我慢と排泄時のいきみです。

大切なのは肛門に負担をかけないことなので、便意を感じたら出来るだけ我慢せずにトイレに行くようにしましょう。

毎日同じ時間に排便をしたいという人もいますよね。

しかし排泄したくない時にトイレに入っても長時間いきむことになり、肛門にとっては大きな負担になります。

 

排便にかける時間は大体3~5分ほどを目安にすると良いでしょう。

また肛門周辺の皮膚はとてもデリケートで、皮膚の薄さは目の周りと同じくらいだともいわれています。

トイレットペーパーでゴシゴシこすってしまうと皮膚を傷めてしまいまし、ウォッシュレットもほどほどにしないと皮膚が乾燥してしまいます。

肛門回りを清潔にするためには良いですが、あまり温かい水をかけ続けないようしましょう。

 

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食事に気を付けよう

水溶性食物繊維を積極的にとる

便秘と言ったら食物繊維ですよね。

食物繊維には水に溶けて便を緩くしてくれる水溶性食物繊維と、水に溶けず水分を吸収してかさを増す不溶性食物繊維があります。

しかし直腸性便秘の場合、食物繊維の摂り方には注意が必要です。

 

直腸性便秘の場合、不溶性食物繊維は余計に便を詰まらせてしまうので、水溶性食物繊維にしましょう。

イモ類や野菜、果物などもありますが、おすすめは海藻やオクラなどのネバネバ系の食材です。

便のすべりを良くしてスムーズな排泄を助けてくれます。

 

朝食を食べて腸を刺激

朝は腸が最も活発になる時間帯なので、朝食をしっかり食べることも大切です。

朝食を食べて腸を刺激してあげることで、腸の蠕動運動が促進されます。

起床時にコップ1杯の水を飲むことも効果的です。

 

水分も十分に

水分が足りないと便が硬くなってしまうので水分は十分にとりましょう。

飲む量としては食事からも摂れるため、1日1.5リットルほどでよさそうです。

対してアルコールは便秘を促進してしまうため、飲酒は程々にしましょう。

 

 

 

さいごに

いぼ痔や切れ痔は生活習慣の影響が大きいため、初期の場合は食事に気を付けるだけでも効果があります。

痔は便通の異常が原因であることが多いので、お尻のためにも快腸を目指しましょう。

 

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