帯状疱疹を発症した場合、「特定の人」にはうつる可能性があります。

帯状疱疹はどのような状況でうつる可能性があるのか、うつる期間はどれくらいなのか見てきましょう。

 

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帯状疱疹は危険?

水痘・帯状疱疹ウイルスの潜伏期間

帯状疱疹は水痘・帯状疱疹ウイルスに感染することによって発症し、潜伏期間は約2~3週間(10~21日間)。

水痘・帯状疱疹ウイルスは、子供の時にかかる水疱瘡と同じウイルスです。

水痘・帯状疱疹ウイルスはヘルペスウイルスの一つですが、症状が出ていないだけで体内に持っている人もたくさんいます。

 

水疱瘡にかかったあと、ウイルスの一部は神経節という神経が集中しているところに残ります。

その残ったウイルスが大人になってからは体調不良などにより、再活性化すると帯状疱疹になるのです。

帯状疱疹は、水疱瘡にかかったことがある人ならば誰でも発症する可能性がある病気です。

また体内にあるウイルスによるものなので、帯状疱疹が他人から感染するということはありません。

 

ウイルスが再活性化する原因

神経節に残っていた水痘・帯状疱疹ウイルスが再活性化するのは、主に免疫力低下によります。

帯状疱疹を発症しやすい年齢は50~70代ですが、若年層でもストレスや過労などによる免疫力の低下により帯状疱疹を発症するケースがあります。

他には膠原病などの自己免疫疾患・ガン(抗がん剤の使用)・手術などを機に発症することもあります。

また抗炎症作用のあるステロイド剤にも、免疫機能を低下させる作用があります。

ステロイドの長期使用はウイルスを再活性化してしまうため、使用には十分に注意する必要があります。

 

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帯状疱疹の症状

かゆい 痛い

痛みのピークはいつ?

帯状疱疹の特徴は皮膚症状が出る前にまず痛みが出ますが、初期ではかゆみのように感じる人もいて、人によって違いがあります。

ピリピリ・チクチクとした痛みが、皮膚症状の出る数日~1週間前から始まります。

これは神経節で再活性化したウイルスが、皮膚表面に到達するまでの間に体内を攻撃しているため。

痛みは2~3週間ほどで、皮膚症状とともに鎮静化していきますが、痛みのピークは人によって違いがあります。

 

ピーク時は激痛になり、「針で刺されたよう」「火で炙られるよう」などと表現する人もいます。

また稀に「帯状疱疹後神経痛」と言って、痛みがしばらく残ることもあります。

痛みの緩和は麻酔科やペインクリニックで対処してくれるので、いつまでも痛みが引かないようなら相談してみましょう。

 

片側だけ症状が出る

痛みが出てから数日後には皮膚症状も現れますが、特徴は体の片側にのみ帯状に出るということ。

多いのは胴体、額などの顔面ですが、腕や足など全身どこにでも出る可能性はあります。

下半身よりも上半身に出ることが多く、その割合は8割以上とも言われています。

 

皮膚が赤くなりブツブツや水ぶくれができます。

水ぶくれはその後、透明から濁った黄色になり、破れやすくなるため注意が必要です。

水ぶくれが黒っぽく、かさぶた状になると、徐々に剥がれていき完治へと向かいます。

 

重症化に注意

皮膚症状が顔面の、目や耳の周辺にできた場合は注意が必要です。

目の周りにできて擦ってしまうと角膜炎を起こして視力障害、最悪の場合は失明することもあります。

お腹にできると、腹筋が麻痺してお腹の片側が膨らみ、お尻や陰部にできると尿が出なくなる可能性もあるので注意が必要です。

耳周辺にできると難聴や顔面麻痺といった症状が出ることもあるため、何か異常がないか常に気を付けておきましょう。

 

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早期治療が大切

帯状疱疹は、早期治療が重要と言われています。

早い段階で抗ウイルス剤を内服・点滴することでウイルスの増殖を抑えることができるため、発症後の激痛や重症化を回避することができます。

抗ウイルス剤が効果を発揮するのは約72時間(3日以内)ですが、帯状疱疹を初期症状で判断するのは難しいですよね。

 

実際に「帯状疱疹かもしれない」と病院を受診した人の7割は帯状疱疹ではなかったとのデータもあります。

多くは虫刺されやかぶれ、皮膚炎や神経痛といったものですが、抗ウイルス剤の効果時間を考えても、帯状疱疹かもしれないと思ったらとりあえず受診しておくことがベストです。

病院は皮膚科や、かかりつけの内科で診てもらえます。

 

 

帯状疱疹がうつる期間

赤ちゃん

水疱瘡にかかったことがないとうつる

帯状疱疹は体内の神経節にあるウイルスが原因のため、基本は他人から感染するということはありません。

しかし帯状疱疹のウイルスは水疱瘡のウイルスでもあるため、まだ水疱瘡になったことのない人には感染することがあります。

特に気を付けたいのは、子供や妊婦さんです。

水疱瘡になったことのない小さい子供がいるお母さんは、自身の帯状疱疹が子供に水疱瘡としてうつることがあるため、注意が必要です。

 

また水疱瘡にかかったことのない妊婦さんが感染すると、肺炎の併発など重症化することが多くあります。

お母さんが水疱瘡にかかると、お腹の中の赤ちゃんにも感染してしまいます。

そうすると生まれた直後に水疱瘡を発症したり、幼児のうちから帯状疱疹を発症させてしまうことになります。

 

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うつる期間は?

感染の可能性が考えられるのは、患部が赤い、または水ぶくれがある期間。

皮膚症状が出る前の痛みの段階や、かさぶたになる頃には感染力はなくなっていると言われています。

 

予防接種は必要?

予防接種をしたからと言って、うつらないということではないのですが、症状を軽くすることが可能です。

2014年からは水痘ワクチンが定期接種になり、1~3歳の間なら無料で受けられるようになりました。

3歳の誕生日までに2回打つ必要があるため、予防接種の計画はしっかり立てておきましょう。

 

 

さいごに

帯状疱疹は、ほとんどの人が発症する可能性のある疾患です。

免疫力の低下が原因であることが多いため、栄養のある食事をしてゆっくり休むといった基本的なことを大切にして予防していきましょう。

帯状疱疹は水疱瘡にかかったことのない人にはうつるので、子供や妊婦さんへの接触は避けることが求められます。

 

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