すぐ近くに脳があるだけに、こめかみにしこりが出来ていると不安になりますよね。

あまり知られていませんが、こめかみにしこりが出来る原因はたくさんあるのです。

一体どのようなものがあるのでしょうか。

こめかみにしこりが出来る時に考えられる、7つの原因や病気をご紹介します。

 

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こめかみにしこりができる原因

リンパの腫れ

 

風邪をひいた時に、耳の下にあるリンパが腫れたという経験のある人も多いのではないでしょうか。

これは体内に入り込んだ細菌やウイルスと免疫とが戦っているためです。

リンパ節は首だけで100~200か所もあると言われており、こめかみにも存在します。

 

風邪をひいているならば、まずはリンパの腫れを疑いましょう。

れは風邪が治れば自然と引いていきます。

ただし風邪が治っても腫れが引かないという場合には、リンパ節炎を起こしている可能性もあります。

リンパ節炎は強力な細菌やウイルスが入り込んだり、虫歯などがあることでリンパ節が炎症を起こしている状態です。

 

リンパ節炎になった時は炎症を抑える薬を飲んだり、虫歯の場合はきちんと治療します。

リンパが腫れているだけだと思っても、悪性リンパ腫や悪性腫瘍といった病気の可能性もあります。

なかなか腫れが治まらない場合には、必ず病院で診てもらうようにしてください。

 

顎関節症

顎の付け根って意外とこめかみに近いですよね。

顎関節症は顎の関節や筋肉に異常がある状態で、いくつかの要因が重なっていることもあります。

 

  • 口を大きく開けた
  • 硬いものを噛んだ
  • 奥歯を食いしばる癖がある
  • 噛み合わせが悪い
  • 歯並びが悪い

 

顎関節症を起こすと痛みが出たり、口が開かなくなったり、口がカクカク鳴ったりします。

さらに頭蓋骨にまで症状が進行することもあり、その過程としてこめかみにしこりが出来たり痛みが出たりすることもあるのです。

顎関節症は放置すると、顔が歪んだり、生活に支障が出たり、全身に痛みが出たりと悪化してしまいます。

歯科や口腔外科で早めに診てもらってくださいね。

 

【関連記事】

顎関節症は何科に行けばいい?どうしたら治る?

 

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石灰化上皮腫(良性腫瘍)

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石灰化上皮腫とは、皮膚の一部が皮膚のすぐ内側(皮下)で石灰のように硬くなってしまうものです。

原因は不明ですが若い人や子供に多く、まぶたや首、腕などに出来やすい疾患です。

皮膚のすぐ内側なので、指で触れると動き、皮膚を透かして少し黒ずんで見えることもあります。

 

痛みはないことが多いのですが、まれに痛みや痒みが出ることも。

石灰化上皮腫は良性の腫瘍で転移することもありませんが、自然に消えるということもありません。

小さければ経過観察ということもありますが、放置すると大きくなっていくこともあります。

 

腫瘍を取るには、手術で切り取るしかありません。

手術自体は簡単で、局所麻酔をして日帰りで行われます。

大きくなってからだと傷跡も残りやすくなってしまうので、小さいうちに手術をした方が良いでしょう。

 

ニキビや吹き出物

実はこめかみは意外とニキビが出来やすいところ。

こめかみのニキビの原因にはストレスが挙げられます。

ストレスは皮脂の分泌量を増やし、毛穴に詰まるとニキビの原因菌であるアクネ菌が増殖してしまうのです。

 

他の原因としてはシャンプーや洗顔料の洗い残し、汗や整髪料による刺激などがあります。

肌の弱い人だと、こめかみは髪の毛も頻繁に触れることすらも刺激になってしまいます。

また生活習慣の乱れや、女性なら生理周期によるホルモンバランスの乱れもニキビが出来やすくなる要因です。

 

ニキビ予防にはストレスを溜めない、こまめに皮脂をオフしたり、汗を拭き取ったりしましょう。

髪が触れないように、女性ならヘアアレンジを楽しんでみてもいいですね。

こめかみはスキンケアをおろそかにしがちな部分です。

洗い残しがないように気にかけて、必ず化粧水などで丁寧に保湿をしてくださいね。

 

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尋常性疣贅(イボ)

尋常性疣贅とは、いわゆるイボのこと。

ほとんどのイボの原因はウイルスで、原因となるウイルスの一つにはHPV(ヒトパピローマウイルス)があります。

このウイルスは100種類以上のタイプがあり、なかには子宮頸がんの原因となるものもあります。

イボの原因となるHPVは、皮膚に出来た傷から侵入し、免疫力が落ちているとイボになってしまいます。

 

多いのは子供の手足ですが、こめかみでも傷があればイボのできる可能性は十分にあります。

こめかみにニキビや吹き出物ができて、気になって頻繁に触ってはいませんか?

触り過ぎて肌が傷んでいるところに、手に付いたウイルスが入り込んでしまっているかもしれません。

 

顔に出来たイボは外見的にも気になりますよね。

イボ治療は色々ありますが、有名なものだと液体窒素で焼いてしまうというものがあります。

市販薬にもイボに効く薬はありますが、自分でやると薬が目に入ってしまう危険性もあるので、皮膚科などで取ってもらうようにしましょう。

 

粉瘤(アテローム)

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先ほどの石灰化上皮腫が硬いのに対し、こちらは柔らかい良性腫瘍です。

粉瘤(アテローム)は、皮膚の下に、本来は剥がれるはずの垢や角質などの老廃物が袋状に溜まったもの。

顔や頭に出来やすくなっています。

 

痛みや痒みは基本的になく、しこりに黒い点が見えるのが特徴。

痛みなどはありませんが、放置すると少しずつ膨らんでいき、ブヨブヨのしこりとなります。

押し出すと溜まった膿が出てくるようになり、老廃物なのでクサイ臭いがします。

 

粉瘤は放っておくと最大で20cm程にまでなるケースも。

処置としては切開して、中に溜まった膿を出す手術となります。

たまに、ガングリオン(皮膚の下にゼリー状のものが溜まった良性腫瘍)と間違われます。

しかしガングリオンは手足に出来ることが多いので、こめかみに出来た場合は粉瘤と思って間違いありません。

 

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側頭動脈炎

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側頭動脈とは、こめかみを通っている血管のこと。

ここに炎症が起きて血管が拡張してしまうと、こめかみにしこりが見られることがあります。

60歳以上の高齢者に多い疾患ですが、原因は不明。

 

「巨細胞性動脈炎」と呼ばれることもあります。

症状としては、こめかみにズキズキ・ドクドクとした痛みが出たり、顎を動かしたときや髪の毛を梳かした時にこめかみが引っ張られて痛みが出たりします。

また、側頭動脈は視神経にも血液を送っているため、視覚異常が出ることも。

 

ものが二重に見えたり、視野が欠けたりして、治療が遅れると失明してしまうこともあります。

失明する割合は1~2割ほど。

視覚に異常が見られる場合は、まずは眼科での治療が優先となります。

あとは血管の炎症を抑えるためのステロイド剤の内服などで治療することとなります。

 

 

さいごに

こめかみにしこりが出来る原因や病気は、意外とたくさんありますね。

ニキビや吹き出物なら良いですが、もしかしたら悪性腫瘍という可能性も捨てきれません。

自己判断で決めつけることは危険です。

病院を受診する時は、しこりがいつ出来たのか、痛みや痒みなどの症状をすぐに言えるようにしておくと良いでしょう。

 

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