ふと顎の下を触った時にコリコリした“しこり”を感じた・・・顎の下に“しこり”なんて、不安になりますよね。

悪性の病気だったらどうしよう!と気が気ではありません。

顎の下にできる“しこり”の正体を知るには、原因を探ることが必要です。

あなたの顎の下のしこりは大丈夫でしょうか?

 

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顎の下のしこりの正体は?

 

ニキビなどの吹き出物

顎にできると意外に痛いのが、大きめのニキビや吹き出物。

青春のシンボルともいわれますが、大人でもストレスや胃腸の疲れ、ホルモンバランスの影響などで、顎の周りにできることが多いです。

男性ホルモンが増えると毛穴の皮脂も増え、脂を好物としているアクネ菌が入り込んでニキビを作ってしまいます。

最近ではニキビに良く効く薬も出ているので、皮膚科を受診すると良いですね。

 

ホルモンバランスが原因のニキビを繰り返すのであれば、低用量ピルを使うこともできますので医師に処方してもらいましょう。

ビタミンBなどを積極的にとったり、夜更かしや寝不足など、生活習慣の見直しをすることも大切です。

また癖などで、無意識に顎周りを頻繁に触っていないでしょうか。

ニキビはいじったり触ったりするとひどくなるので、できるだけ触らず清潔にするようにして下さい。

 

粉瘤(アテローム)

粉瘤は良性の腫瘍で、垢や皮脂などの老廃物が皮膚の内側に溜まってできる塊です。

粉瘤は中心に黒い穴があり、押すとドロドロした臭い粥状のものが出てくることがあります。

場所は顔や背中、首などが多く、ほとんどの場合痛みはありません。

ただし炎症して化膿することもあり、まれに癌化することもあるので注意が必要です。

 

脂肪腫と混同されることがありますが、脂肪腫は脂肪が塊になったもので、粉瘤とは違うものです。

頻度としては、粉瘤の方が高くなっています。

様子を見ることが多いですが、大きくなると切開する必要があるため、皮膚科を受診して処置をしてもらいましょう。

 

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頸部リンパ節腫脹

喉 甲状腺 首

 

リンパ節が腫れるのは、体の免疫器官としての防衛反応といえます。

リンパ節の腫れで多いのは「急性リンパ節炎」で、口や鼻から侵入した細菌やウイルスが感染して炎症を起こします。

腫れは外見的にもわかりやすく、痛みや発熱を伴いますが、悪化すると膿をもつこともあるため注意が必要です。

悪性の可能性も

多くが感染症によるものなのであまり心配する必要はありませんが、中には悪性リンパ腫という可能性もあります。

血液のがんとも言われる悪性リンパ腫は、別のがんからの転移ということも考えられるのです。

悪性の場合は腫れても痛みがないことが多く、だんだんと大きくなっていくという特徴があります。

治療

細菌やウイルス感染によるものなら抗生物質、それに消炎鎮痛剤などが処方されます。

化膿している場合は、切開による排膿が行われることもあります。

腫れが引かず、大きくなっているなど気になる症状があるようなら、早めに医師に相談するようにしましょう。

 

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頸部嚢胞

嚢胞とは、中に液体がたまっている袋状の組織のこと。

頸部(首)だけでなく、体の様々な部位にできる可能性のあるものですが、基本的には良性となっています。

嚢胞の種類

頸部嚢胞でも、できる場所によって種類が分かれます。

  • 正中頸嚢胞:首の正面にできるもので、とくに真ん中、喉仏の上あたりにできることが多いです。
  • 側頸嚢胞:首の側面にできるもので、ほとんどが片側です。
  • リンパ管腫:リンパ管にできるもので、袋の中にはリンパ液がたまっています。

 

ほかにも皮様嚢腫、類上皮腫などもありますが、頸部嚢胞で多いのは「正中頸嚢胞」となっています。

症状と治療法

頸部嚢胞は、胎児のときの形成異常が主な原因となっているため、生まれたときから持っていることが多くなっています。

痛みはなく、柔らかいブヨブヨした塊で腫れて見えますが、子供のうちは嚢胞が小さいため気付かず、成長して大きくなってから気づくことも多いです。

なんらかの症状がある、もしくは外見的に気になるようなら摘出手術が行われます。

 

頸部嚢胞はほとんどが良性ですが、まれに悪性であることもあるため、良性か悪性か検査で確定させることが重要です。

嚢胞が大きくなると外見的にも目立ちますし、炎症や化膿を起こすと痛み、腫れ、異物感などの症状が出ます。

また、嚢胞に小さな穴があいて分泌液が出てくることもあります。

 

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虫歯

 

虫歯の治療を先延ばしにしていませんか?

虫歯を放置していると顎の骨、さらには全身へと影響が広がってしまい危険です。

虫歯菌にはミュータンス菌をはじめいくつかの種類があり、砂糖などの糖質が入ってくると、歯を溶かす酸が作られます。

これが虫歯のできる仕組みで、口内から虫歯菌を完全に取り除くことは難しいと言われています。

虫歯の進行

虫歯はまず歯表面の「エナメル質」、その下の「象牙質」が溶けていきます。

さらにその下の「神経」にまで酸が及ぶと痛みも強くなり、「根本」まで到達するとそこから顎の骨へと炎症が広がってしまいます。

炎症が顎の骨へと広がると、腫れや痛み、さらには発熱や嘔吐が見られることもあります。

恐いのは虫歯菌が血液にのって全身へと回ってしまい、最悪の場合は死に至るケースもあることです。

 

しっかり完治させる

虫歯の治療中に「もう痛くないから」と途中でやめてしまうことは危険です。

とくに根元を治療中のときは歯の中が空洞になっていて、なおかつ顎の骨ともつながっている状態なので細菌の影響を受けやすくなっています。

根の部分に膿が溜まって炎症が広がることもあるため、抜歯が必要になるケースもあります。

治療中の歯は虫歯の進行スピードも早いため、治るまで必ず続けて通うようにしましょう。

 

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唾液腺腫瘍

 

唾液腺はいくつかありますが、耳の下なら「耳下腺」、顎の下なら「顎下腺」であることが考えられます。

腫瘍は良性である場合と、悪性である場合があるため注意が必要です。

良性の場合

唾液腺の良性腫瘍では「多形腺腫」が多く、進行スピードが非常に遅く多発することもありません。

次に多いのは「腺リンパ腫」で、こちらは多発することもあります。

良性腫瘍なら、しこりは硬めで手で触ると動くという特徴だけで、痛みなどの症状はありません。

悪性の場合

唾液腺の悪性腫瘍であるガンは良性腫瘍とは違い、急速に進行し、リンパ節や臓器へ転移する可能性もあります。

悪性腫瘍では触っても動かないしこりのほか、痛みや顔面神経麻痺といった症状も見られます。

基本は手術での摘出となり、神経も一緒に切除することもあるため、顔面神経麻痺が出てしまうこともあります。

 

甲状腺疾患

甲状腺は地味ですが、体の新陳代謝を活発にしたり、内分泌をつかさどるとても重要な役割を担っています。

甲状腺は喉仏にあり、しこりのほとんどは良性です。

甲状腺疾患の患者数は女性に多く、良性腫瘍である結節性甲状腺腫は20代から50代の女性が最も多いとされています。

甲状腺がんの患者数も女性が多いですが、他のがんと違って進行も遅いので治癒も早いと言われています。

甲状腺疾患の症状

  • 動悸がしてドキドキする、イライラ感、不安感などの精神的なもの
  • のぼせやほてり、手足のしびれや冷え症、月経不順、体の倦怠感などの体の症状

 

一番分かりやすい症状として挙げられるのが、首のしこりが大きく飛び出てくる、眼球が飛び出てくるなどです。

ホルモンバランスの崩れからくる症状が多いので、更年期障害などと間違えやすいですが、婦人科や内科を受診するのが良いでしょう。

 

 

さいごに

一口に顎の下のしこりと言っても自分では判断しにくいですし、他の症状も見極めることが大切です。

お肌のお手入れの際など、首や首筋のところまでマッサージをしてみて日頃からチェックをするようにしましょう。

普段から老廃物が溜まらないように、リンパの流れを良くしておくのも予防や対策になります。

 

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