お腹が空いている時、食事が楽しいはずなのに、吐き気があると憂鬱になってしまいますよね。

「ちょっと吐き気がするだけだから・・・」なんて放置してしまうと何年も治らなかったり、吐血してしまうという事態にもなりかねません。

空腹時に吐き気がする時には、どのような原因が考えられるのでしょうか。

 

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胃酸過多

胃酸

 

胃酸過多は、胃液の中の塩酸が異常に多くなってしまうもの。

空腹時の吐き気のほかにも、胃痛や胃もたれ、胸焼け、食欲不振、ゲップとともに酸っぱい口臭が出ることもあります。

胃酸過多の原因は?

ストレスは自律神経を乱し、胃酸を分泌する副交感神経の働きを活発にさせてしまいます。

飲酒や喫煙、暴飲暴食、早食いなども胃に負担がかかる原因になりますし、辛い食べ物やカフェインの取り過ぎにも気をつけましょう。

また、胃炎や胃潰瘍などの病気の症状の一部として、胃酸が多く分泌されているケースもあります。

 

胃酸過多を治すには?

最近では胃酸を強力に抑え、H2ブロッカーを使うことが多くなっています。

市販の胃薬で済ませたい時は、胃薬の種類に注意して下さい。

市販薬は胃酸を抑えるものを

胃薬には「胃酸を出すもの」「胃酸を抑制するもの」「胃粘膜保護や胃炎用のもの」など、いくつか種類があります。

胃酸過多の場合は「胃酸を抑制するもの」でないと効果がないので、市販薬を使う際は気をつけましょう。

 

ビタミンUが効果的

食べ物では、別名キャベジンと言われるビタミンUが胃酸の分泌抑制に効果を発揮してくれます。

ドラッグストアでその名前の胃薬なら見たことがある人も多いことでしょう。

名前から想像できる通り、キャベツに多く含まれるビタミンです。

ほかにはブロッコリーやホウレン草など、野菜をバランスよく食べることを意識すると良いでしょう。

 

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胃食道逆流症(GERD)

胃

 

逆流性食道炎は、胃食道逆流症のうちの1つです。

胸焼けや不快感を起こすものを胃食道逆流症といい、「逆流性食道炎」と「非びらん性胃食道逆流症」に分かれます。

胃食道逆流症の症状

  • 10~60分位続く
  • 焼けるような不快感
  • 肋骨の下、みぞおち辺りに違和感がある
  • みぞおちを押すと痛い
  • 酸っぱいものが上がってくる
  • ゲップが出る
  • アルコールを飲むとひどくなる
  • 高カロリー食でひどくなる

逆流性食道炎

胃酸が食道の粘膜を傷つけているのが明らかなものを、逆流性食道炎といいます。

本来、食道と胃のつなぎ目は下部食道括約筋によって閉じられていますが、何らかの原因で緩んでしまうのが原因です。

胃酸が逆流する原因としては、以下のようなものがあります。

 

  • 脂肪分の多い食事
  • 老化や猫背など悪い姿勢
  • 食後すぐに横になる
  • 前かがみ
  • 早食い
  • お腹を圧迫するような服装
  • 妊娠

 

逆流性食道炎の治療は、基本的には食生活や姿勢の改善が求められます。

胃薬を処方されることもあるのですが、根本的な原因を治さないと完治させることは難しくなっています。

 

非びらん性胃食道逆流症(NERD)

非びらん性(NERD)というのは、逆流性食道炎と同じような症状があるのに、食道の粘膜を傷つけていないもののこと。

内視鏡で検査しても、異常が見つからないものを言います。

日本人では胃食道逆流症のうち、60~80%が非びらん性(NERD)であるとのデータもあります。

検査をしても粘膜に異常が見られないため、治療してもらえず辛い思いをするケースもあるようです。

 

逆流性食道炎と同じ胃酸分泌を抑制する薬を使っても、約半数の患者さんにしか効きません。

原因は胃だけではないからです。

非びらん性(NERD)の方は、便秘や過敏性腸症候群(IBS)、慢性胃炎、神経性胃炎、胃アトニー、胃下垂などの機能性ディスペプシア(FD)などを合併していることが多いとのこと。

胃だけの問題ではなく、消化管全体の異常であると考えられています。

 

消化管機能の低下原因としては、以下のようなものがあります。

 

  • 胃酸に対する感受性が強くなっている
  • 胃から十二指腸へ、食物が流れにくくなっている

 

胃酸の分泌を抑える薬と、胃から腸の流れを良くする薬を併用することで効果が出る場合があるようです。

 

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胃・十二指腸潰瘍

人体

 

潰瘍というのは粘膜がただれて炎症を起こし、えぐれている状態のことです。

胃潰瘍と十二指腸潰瘍の違い

どちらも同じような原因で発症する胃潰瘍と十二指腸潰瘍ですが、その見分け方は症状の起こる時間帯です。

胃潰瘍

胃潰瘍は40代以上が多く、食べた後に痛みを感じることが多いようです。

 

十二指腸潰瘍

十二指腸潰瘍は、10~20代の若者に多く、空腹時に痛みが出るのが特徴。

十二指腸に何もない状態の時に、胃酸が潰瘍を刺激してしまうことが原因です。

 

原因はピロリ菌?

胃潰瘍・十二指腸潰瘍になった人の多くが、ピロリ菌に感染しているとも言われています。

ピロリ菌は経口感染がほとんどで、強い胃酸にも負けずに生き残ります。

治療は抗菌薬の服用とともに、胃薬を処方されることもあります。

病院での検査

胃潰瘍や十二指腸潰瘍が疑われる場合には、消化器科を受診しましょう。

検査は内視鏡や胃カメラとなりますが、最近は麻酔や細い管を使うなど、かなり楽に検査が受けられるようになっています。

内視鏡や胃カメラは、食道や胃の内部を直接見ることができるため、確実な診断結果が得られます。

胃酸過多や十二指腸潰瘍などは普通の診察では判断できないことも多いため、しっかりと検査を受けることをおすすめします。

 

胃潰瘍の初期症状をチェックしてみよう!治療法は?

 

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空腹時の吐き気を予防するには

食事

 

生活習慣の改善

胸焼けを予防するためには、やはり生活習慣が大きく関わってきます。

食生活は脂肪分を控えめに

胃酸は、脂肪の多い食べ物を溶かす時に最も多く分泌されます。

ファーストフードや洋食は脂肪分が多く、胃の負担になりやすいため、和食中心にすると良いですね。

気をつけたほうが良い食べ物は以下の通りです。

 

  • 揚げ物や肉類
  • 香辛料
  • 炭酸飲料やお酒
  • レモンやオレンジなどの柑橘類

 

唾液にはアミラーゼという消化酵素も含まれているので、口の中でよく噛むことが大切です。

また、最低食後2時間は横にならないようにしましょう。

 

姿勢に注意

前かがみの姿勢をずっと続けると、お腹を圧迫してしまい、胸焼けの原因になってしまいます。

コルセットや、体を締め付けるきつい下着なども、同じような理由から避けたほうが良いでしょう。

 

ストレスをなくすこと

「緊張で吐き気がする」「胃が痛い・・・」など、ストレスと胃は密接に繋がっていることがわかりますね。

ストレスによる自律神経の乱れは、胃酸の分泌量を増やしてしまいます。

また少量の胃酸でも、過敏に反応するようになってしまいます。

ストレスをため込まないこと、自分なりのストレス解消法を見つけることが大切です。

 

禁煙する

タバコを吸うと血流が滞ることで、胃の働きを悪くさせたり、食欲が低下するなど、良いことがありません。

胸焼けを改善するためにも、きっぱりと禁煙しましょう。

 

胃下垂かどうかチェック!治し方はある?

 

 

さいごに

胸やけや吐き気は本人にとっては辛く、痛みもあったらなおさらです。

しかし生活習慣を少しずつ変えたり、適切な治療をすることで改善が見込める病気でもあります。

日頃からどのような時間帯に吐き気や痛みが出て、どのように痛いのか、的確に医師に伝えることができるようにしておきましょう。

 

胃がムカムカ、キリキリ痛む時におすすめの胃薬

 

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