耳の奥でガサガサ、ゴーゴー、ポコポコ、ドクドク・・・普段聞こえない音が耳の中でしていたらとっても気になりますよね。

耳の奥の音は放置してしまうと、難聴を引き起こしたり、骨や周辺組織にも影響が出てしまう可能性があります。

さらには脳の重大な病気にかかっていて、一刻も早く治療を受けたほうが良いことも。

どのような音の種類で悩まされているのか、探ってみましょう。

 

Sponsored Link

 

耳の中のさまざまな音

耳

 

耳の中の音には、虫などが入り込んでしまっている一時的なものから気をつけたほうが良い病気まで、さまざまなものがあります。

ガサガサ、ゴソゴソ、ゴロゴロ

この種類の耳鳴りには2つほど原因があります。

耳垢が溜まっている

耳垢が奥に詰まり、乾いた状態であればガサガサ、ゴソゴソという音がします。

詰まった耳垢は、放っておくと耳の中に水が入った時に膨れ、耳栓のような役割をしてしまいます。

「耳垢塞栓」と呼ばれるもので、音が聞こえにくくなってしまいますが、耳垢を取り除くことで改善されます。

 

特に耳に水が入ったときに聞こえにくくなるのであれば、耳垢を疑いましょう。

自分で取り除こうとすると強くこすってしまい、耳の粘膜を傷つけてしまいます。

やさしく取り除くか、耳鼻科を受診して適切な処置をしてもらった方がいいかもしれません。

 

小さな虫や髪の毛

小さな虫や髪の毛が耳の奥に入った時は、ガサガサやコトコトという音がします。

虫の疑いがあるようでしたら、ペンライトなどで耳の中に光を当てると効果的に取り除くことができます。

しばらくしても改善しない時、気になってしょうがない時は、耳鼻科を受診するのが得策です。

 

Sponsored Link

 

ポコポコ

耳の奥でポコポコ音がするのは、主に3つの原因があります。

圧力の変化

飛行機に乗った時や山に登った時、エレベーターの中など、普通の生活でも耳の圧力の変化はよく感じますよね。

これは気圧の変化で、耳管といわれる耳の管が狭くなる正常な状態です。

風邪を引いて鼻が詰まったりすると耳管が狭くなることもありますが、「耳抜き」をしてみると改善されます。

ダイビングなどで海の中に潜る時によく使いますが、鼻をつまんで口を閉じ、鼻から息を吐き出すようにしながら耳に空気を送るというものです。

筋肉の痙攣

耳の中の筋肉が痙攣すると、ポコポコと音がすることがあります。

痙攣が起こるのは数秒ほどで、おさまれば耳鳴りもなくなりますが、しばらく様子を見ても収まらなければ耳鼻科を受診しましょう。

筋肉を緩める薬を処方されることもあります。

耳だれ

耳が詰まったり、こもったりする感覚があるのに気が付かず、軽い耳だれになっていることもあります。

耳だれは耳漏といい、鼓膜が破れることで膿の混じった粘液が耳の外へ出てくるもの。

繰り返す急性中耳炎で、慢性の細菌感染が起こることが原因で、大きな音や高い音が聞こえた時にポコポコ鳴る人もいるようです。

 

ポコポコ、ポン

片側の耳だけ、ポコポコ音がして、耳抜きをしても圧力が変わらないようであれば、耳管狭窄症かもしれません。

耳と鼻の間にある耳管がうまく調節できなくなったり、通りが悪くなると耳管狭窄症の症状が出ます。

詰まった感じが続いたり、自分の声が響くなど、耳抜きをしても変化がありません。

 

運動をしたりお風呂に入った後など、血流が良くなった時に音がすると言う人もいます。

耳鼻科に行くと通気治療など鼓膜に空気を通す治療が行われ、漢方薬の服用は一定の成果も出ているようです。

ただ逆に耳管開放症という病気の可能性もあるので、診断名が完全につくまでは自己判断で漢方は飲まないほうが良いでしょう。

 

耳がこもる8つの病気!違和感がする原因は?

 

Sponsored Link

 

ドクドク

激しい運動や走った後、極度の緊張によって、心臓の鼓動に合わせてドクドクと音がします。

拍動性耳鳴りといい、頚動脈の血管の音が聞こえているだけで心配はいりません。

これは、耳の中の血流が早い状態になっているだけの一時的な症状なので、しばらく体をリラックスすること、深呼吸をすることで改善されます。

 

ゴーゴー

イヤホンやヘッドホンで長時間、音楽などを聞き続けた後に起きやすい耳鳴りで、しばらくすると改善されます。

長時間にわたってイヤホンやヘッドホンで大音量を聞き続けることは、難聴の原因にもなりますので注意しましょう。

 

キーン

キーンという耳鳴りは、感じたことがある方も多いと思います。

長く座っている状態からいきなり立ち上がると、耳の奥でキーンという音が聞こえ、めまいや立ちくらみを伴うことも。

はっきりと原因が分かっていませんが、血流の流れに関係していると言われています。

 

ある一定の姿勢で長時間いると、血液が同じ場所で滞ってしまい脳の血流も悪くなります。

その状態で突然動こうとすると血流が追い付かないために、耳の奥で耳鳴りがするともいわれています。

長時間同じ姿勢でいる時は、手足をこまめに動かすなどの動作や、マッサージをするなどして血流の滞りを防ぐように予防しましょう。

 

Sponsored Link

 

ザーザー

ザーザー水が流れるような音がする耳鳴りは要注意です。

血管拍動性耳鳴りといって脳梗塞や脳内出血のように、血流に異常がある場合があります。

脳外科や脳神経外科など、MRIやCTの設備がある医療機関を受診して下さい。

脳動静脈奇形

ザーザーやズーズーという心臓と同じリズムで音が聞こえます。

脳の内側や表面など色々な場所に発生し、年齢とともに大きくなる血管奇形の一つで、異常な動脈と静脈が塊になってしまう病気です。

くも膜下出血やの内出血、てんかんなどをおこすこともあるので、頭部CTやMRIで診断する必要があります。

 

グロームス腫瘍や血管腫

まれですが、鼓膜の内側に赤いできもののような良性腫瘍ができることがあり、手術で取り除きます。

悪性だとガンになりますが、中耳のガンは非常にまれなので、あまり心配する必要はないかもしれません。

 

メニエール病

ジー、ブーン、ザーザーという耳鳴り音とともに、周りがグルグルと回る激しいめまいがします。

難聴や耳の閉塞感もあり、立ったままではいらなくなります。

メニエール病は蝸牛といわれる内耳のうずまき管の中にリンパ液がたまることが原因といわれていますが、よく分かっていません。

メニエール病は2度目以降でないと、突発性難聴と区別がつけにくいともいわれます。

一度目では判断が難しいですが、めまいや耳鳴り、難聴が同時に起きては消えていくということを繰り返しますので、診断がつくようになります。

 

Sponsored Link

 

 

耳の中の音を放置すると・・・

 

耳垢塞栓や耳だれは放置してしまうと、真珠腫になってしまうことがあります。

真珠腫は耳垢などが中に溜まることで皮膚が陥没し、袋のようになっていく病気です。

周りの骨を破壊しながら、えぐるように拡大していく病気で、手術が必要になることもあります。

 

国立長寿医療研究センターによると、耳垢塞栓は80歳以上の高齢者の2割が発症しているとされ、認知症にも似た症状が出ることもあるようです。

耳垢によって難聴となり、会話がうまくいかなくなることで認知機能も低下してしまいます。

耳垢を取ることで、アルツハイマーと診断された方の認知機能が改善されたとの報告もあります。

 

Sponsored Link

 

 

音が聞こえにくい

耳

 

音が聞こえにくく、耳がふさがったような感じがあり、それが耳鳴りを伴って起こるのであれば突発性難聴かもしれません。

突発性難聴

片方どちらかの耳に起こるのが、突発性難聴です。

電話を取ったときに左耳に当てておかしいと感じる機会が多いため、左耳の難聴は発見が早いようです。

多くの方は耳鳴り、ひどいケースでは激しいめまいや嘔吐を伴うため、一度ではメニエール病と判断がつきません。

3割の方がめまいを伴います。

 

原因ははっきり分かっていませんが、2つの有力な説があります。

 

  • 内耳の中にウイルスが入り込んで感染し、抵抗力が弱った時に炎症を引き起こすというもの
  • 内耳の血流が悪くなり酸素や栄養が行き渡らなくなり、梗塞のような状態になってしまうというもの

 

めまいがなく、難聴だけの場合は緊急性がないため放置してしまう方がいますが、絶対にいけません。

ステロイド剤を用いた治療法は、発症してから1週間以内に始めるほど効果が高いので、すぐに病院を受診することをおすすめします。

 

耳の中のかさぶたが治らない!外耳道炎かも?

耳掃除をすると痛い!耳鼻科を受診すべきサイン

鼻をかむと耳が痛いときの原因と対処法を知ろう!

 

Sponsored Link