鼻づまりになると集中できないし、寝るときも苦しくて熟睡できないですよね。

よく鼻づまりになってしまうという方は、呼吸する時に鼻できちんと息をできているでしょうか?

鼻がつまると口呼吸になり、風邪を引きやすくなって免疫力が落ちてしまったり、良いことがありません。

ただ鼻が原因ではないこともあります。ここではさまざまな可能性を探っていきます。

 

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鼻呼吸と口呼吸

鼻

鼻呼吸はフィルターの役割をする

口呼吸の方は、一年のうちに何度も風邪をひいていないでしょうか?

口から多くの空気を吸い込む時に、風邪の細菌やウイルスなどはノーチェックで体の中に入り込んでしまいます。

鼻の中の粘膜や鼻毛は空気清浄機の役目をしています。

 

鼻で呼吸をすると、空気上のごみ、花粉、病原菌をブロックして、きれいになった空気だけを体内に取り込んでくれるのです。

また冬の冷たく乾いた空気も鼻の中で一度温めることで、ほどよい湿度にしてくれます。

もし口呼吸の方が楽、と感じるのであれば鼻フィルターが機能せずに詰まっている可能性があります。

 

鼻づまりは生理現象

鼻づまりはよくある現象です。

例えばさっきまで左がつまっていたのに、気が付いたら今度は右がつまっている。

それほど気にならないし、いつの間にか治っていた、というような鼻づまりです。

この鼻づまりは、私たちの体の生理現象の一つです。

鼻は軟骨と骨からなる鼻中隔で左右にわかれていて、2~3時間おきに左右交互に粘膜が腫れて、つまる側とつまらない側が入れ替わっています。

片方ずつ詰まる

これは自分の意思ではなく、自律神経がコントロールしています。

ネーザルサイクルと呼ばれ、交互に入れ替わって鼻の粘膜を守っていると言われています。

数時間おきに鼻づまりが左右入れ替わるのであれば、それは病気ではありません。

しばらくして鼻づまりが気にならなくなった、というのであれば、それは生理現象での鼻づまりでしょう。

では病気でおきる鼻づまりとはどんな種類があるのでしょうか。キーポイントは「いつも」「常に」片方の鼻だけがつまるです。

 

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片方が鼻づまりになる病気

急性副鼻腔炎

その名の通り、風邪やインフルエンザのようなウイルスや細菌が鼻の中で増えることでおきます。

一時的な炎症によって、片方だけ鼻がつまるという症状が出てきます。

原因である風邪などが治れば、炎症も治まってくるので鼻づまりも解消します。

ある程度の期間で終わる鼻づまりと言っていいでしょう。

 

慢性副鼻腔炎

蓄膿症とも呼ばれていて、最初は細菌やウイルスの感染が原因です。

もしくは花粉症などのアレルギーが原因で炎症が長引いてしまい、慢性化してしまうことでおきます。

単なる風邪だと思っていたのが完治せず、3ヶ月以上続いた場合などは、慢性副鼻腔炎になる可能性があります。

ただし、服薬やネブライザーなどで治療をすれば治っていきます。

 

鼻中隔湾曲症(びちゅうかくわんきょくしょう)

病原菌が原因ではありませんが、鼻中隔の歪みで鼻づまりがおきます。

服薬やネブライザーなどで治療してもなかなか慢性副鼻腔炎が治らない時には、これが原因かもしれません。

鼻中隔とはみなさんの鼻の真ん中のしきりのことです。

 

鼻中隔はほとんどの人が歪んでいるので珍しくもありません。

実はこの歪みは大人になるにつれ、悪化します。歪みが原因なので、お薬では治せません。

手術で歪みをとる

レントゲンやCTで検査し、鼻中隔湾曲症が確定され、患者さんが自分の生活で必要と感じた場合に手術で鼻中隔の歪みをとります。

例えば鼻づまりで毎日眠れない、いびきがひどい、副鼻腔炎が治らない、また睡眠時無呼吸症候群の症状が激しいなど人によってそれぞれです。

手術をするか、もしくは今の状態でも生活に不便がないか、など医師としっかり相談してください。

病院によって、日帰り手術から一週間以上入院を必要とするところまで様々です。

 

鼻中隔湾曲症が原因でおきるのは、鼻づまりや副鼻腔炎だけではありません。

睡眠時無呼吸症候群やいびきの原因にもなります。

あなたのご家族が、肥満体型でもないのに、いびきがひどくなったらもしかすると鼻中隔湾曲症かもしれません。

耳鼻科や睡眠外来で診てもらいましょう。

 

歯性上顎洞炎(しせいじょうがくどうえん)

歯性上顎洞炎は歯の病気が原因で副鼻空に細菌やウイルスが入って膿が溜まってしまい、鼻がつまる病気です。

問題の歯がある側だけがつまり、歯の病気を治さないと症状は治りません。

過去に歯科治療を受けた側の副鼻腔炎がなかなか治らない時には、歯性上顎洞炎を疑ってみましょう。

 

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その他の原因

鼻をかむ

点鼻液の使いすぎ

片方だけ鼻づまりが続く意外な原因があります。

それは点鼻液の使いすぎです。

耳鼻科で鼻づまりがひどい時に処方された点鼻液を使うと、即効性があるのでついつい常用していませんか?

 

簡単に鼻がとおるようになるから、と点鼻液をだらだらと使い続けると、鼻粘膜が厚くなり、逆に鼻づまりがひどくなります。

薬が原因というよりは、使い方が原因の鼻づまりです。

処方薬に限らず、ドラッグストアで簡単に購入できる点鼻液も用法用量を必ず守りましょう。

 

鼻のかみ方に注意!

また鼻づまりがひどい時は、思い切って強く鼻をかめばいい、と思いがちですが、それは危険です。

鼻とつながっている中耳や副鼻腔に逆に病原菌を押し込んでしまい、中耳炎や副鼻腔炎になる危険性があるので、絶対やめましょう。

 

 

さいごに

鼻づまりは苦しいので、つい口呼吸になってしまいます。しかし病原菌をブロックするために鼻呼吸が必要です。

ご自分の鼻フイルターをいつもよい状態に保つこと、これが健康の近道につながります。

常に鼻がつまっていたら、病院で診てもらいましょう。自己判断は禁物です。

たかが鼻づまりですが、睡眠時無呼吸症候群のような全身に影響を及ぼす場合があることを忘れてはいけません。

 

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