足の甲が腫れて痛むというと、何か怪我をしている可能性が高くなります。

無理をすると治りも遅くなってしまい、スポーツ選手は命取りになりかねませんよね。

怪我以外にも痛風を始めとした病気の可能性もありますが、重大なSOSサインが隠れているかもしれません。

足の甲が腫れて痛む時に考えられる原因は何なのか、見ていきましょう。

 

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筋肉や骨、関節が原因

腱鞘炎

腱鞘炎というと腕や手を想像するかもしれませんが、足の甲にも起こります。

筋肉靭帯を包む腱鞘に炎症が起きて痛みますが、足の甲にできる腱鞘炎は指にできるものとは原因が違います。

女性はハイヒールを履くことでつま先に力が入るので、連動して足の甲にも大きな負担がかかってしまいます。

他には歩いたり走ったり、ジャンプした時の着地の衝撃が原因のこともあります。

 

また足には全体重がかかるため、肥満の人は普通の人よりも負担がかかり、腱鞘炎になりやすくなっています。

靴は自分に合ったものを、よく確かめて買いましょう。

成長期の子供は足が大きくなるスピードが早いので、靴がきつくないかチェックしてあげてください。

 

捻挫

捻挫は関節を強い力でひねった後、関節周りに痛み、腫れ、内出血が起こる外傷で、靭帯を痛めますが、打撲とは違うものになります。

捻挫は骨がずれていないものをいい、靭帯断裂や骨折もない、軽度の状態が当てはまります。

もし腫れがひどく、皮膚が紫色になっているときは靭帯を断裂している場合もあるので、すぐに病院を受診してください。

病院ではレントゲンを取り、骨折や関節をどの程度痛めているかの判断をします。

 

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靭帯損傷

足の甲は、リスフルラン関節といわれる足根中足関節、ショパール関節の横足根関節などから構成されています。

リスフルランは足の甲のちょうどアーチ状になっている辺り、ショパールはそれよりも足首側にあります。

どちらも足の甲に負担がかかった時に、靭帯断裂などの重大な損傷が起こることで腫れや激痛を感じます。

剣道などのスポーツや、ジャンプした時の着地の衝撃、ハイヒールの使用などでつま先立ちが続くと、靭帯損傷を起こしやすくなります。

足の甲の関節に靭帯損傷が起こった場合は、安静にして様子をみますが、悪化してしまった時には手術となることもあります。

 

足関節滑液包炎

足首の関節において、滑液包(骨や関節のまわりにある袋状のクッションのようなもの)に炎症が起こることで、腫れや痛みといった症状が出ることもあります。

主な原因は、スポーツなどで足首に過度の負担がかかること、そして正座やあぐらといった姿勢を長時間にわたって続けることです。

正座やあぐらといった座り方は、足首を部分的に圧迫しやすく、圧迫された部分に“タコ”のようなボコッとした腫れができることもあります。

また、痛風や感染症が原因となって足関節滑液包炎を発症することもあるようです。

 

  • 腫れ
  • 痛み

 

この二つが足関節滑液包炎の主な症状ですが、人によっては痛みがないこともあり、腫れの程度も様々です。

滑液包の中には滑液と呼ばれる液体が入っているのですが、炎症が続くと滑液の分泌量が多くなることで腫れが大きくなったり、“しこり”や“こぶ”のようになったりします。

足首や足の甲に腫れがあり、正座やあぐらの習慣があるようなら、整形外科で診てもらうと良いでしょう。

基本的には、原因となっているものを控えるようにすれば治ります。

滑液が溜まって腫れている場合には、注射器を使って中の液体を抜く処置が必要となることもあります。

 

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疲労骨折

疲労骨折は負荷が蓄積して骨にヒビが入り、広がっていくと起こします。

人差し指と中指の骨を延長した、中足骨に負荷のかかりやすいスポーツをしている人に多くなっています。

疲労骨折もまた早期治療が求められますが、厄介なのは骨折してすぐは痛みがほとんどなく気付きにくいこと。

足の甲が腫れ始めるのは、折れた骨を修復することで増殖した骨が腫れとなって出てくるため、進行した後に気付くこともあります。

レントゲンも初期では骨折箇所が映らないことが多いので、スポーツをしている人は違和感があったら病院へ行きましょう。

 

テーピング

足の甲が痛い時にテーピングをすると効果的です。

こちらに紹介されているテーピングは、疲労骨折ではない痛みに効果があります。

痛めた場所によって対処法が変わってきますので、早めに病院を受診しましょう。

 

 

 

その他の原因

はてな

浅腓骨神経麻痺(せんひこつしんけいまひ)

浅腓骨神経とは、足首の全面~足の甲にかけて走っている神経のこと。

足の甲や足指の上部における感覚を担っているため、なんらかの原因で圧迫されると、その部分で麻痺やしびれが発生することがあります。

靴による締め付け、もしくは長時間にわたって同じ姿勢でいることが原因として多いようです。

とくに女性は、ヒールの高い靴や、足の甲を締め付けるような構造のサンダルを履く機会が多いため、しびれが出ているようなら気を付けたいところです。

 

スポーツをしている人だと、足首のテーピングによって神経が圧迫されていることもあります。

神経を圧迫している原因を取り除けば、麻痺やしびれも解消されます。

しびれが発生している部分と照らし合わせて、履いている靴が足を圧迫していないかどうか、もう一度見直してみてください。

それでも継続して麻痺やしびれがあるようなら、早めに医師に相談するようにしましょう。

 

うっ滞性皮膚炎

足先で皮膚炎を発症したときには、血行障害が起きている可能性が考えられます。

足の静脈(心臓に血液を戻すほうの血管)では、下から上へと、重力に逆らって血液を送っています。

静脈でうっ血が起こると足先に血液が停滞してむくみや皮膚症状が出ますが、主に膝下1/3の部分で発症することが多いです。

うっ滞性皮膚炎は、足に静脈瘤のある人で起こりやすいのが特徴。

 

下肢静脈瘤とは静脈弁の異常により、本来なら心臓へ戻るはずの血液が逆流し、停滞してしまうもの。

遺伝によることも多いですが、長時間の立ち仕事や歩行、肥満、加齢、出産などが原因となることもあります。

長時間立ちっぱなし、歩きっぱなしだった日の夜に足先がむくみ、翌朝になると解消されます。

しかし、それがくり返されると、以下のような皮膚症状が発生するようになります。

 

  • むくみのある部分に赤褐色の色素沈着
  • かゆみ
  • 湿疹
  • かさぶた
  • 紅斑

 

かゆいからと掻きむしってしまうと、皮膚が傷ついてしまい、それがもとで潰瘍になってしまうこともあります。

血流障害によって、傷口からの細菌感染も起こりやすくなっているので注意が必要です。

原因が血行障害によるものなので、血行を改善することが第一です。

 

長時間立ったり歩いたりするときは適度に休憩をとり、睡眠時に足を高くすることで解消されることが多いようです。

また、弾性ストッキングや伸縮性の包帯の使用も有効です。

皮膚症状に関しては、皮膚科を受診すると、ステロイド剤や抗生剤などを症状に合わせて処方してもらえます。

 

足やふくらはぎの血管がクモの巣状に浮き出る!下肢静脈瘤の原因とは?

 

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蜂窩織炎

皮膚の深いところに細菌が感染することで、炎症や化膿を起こすことがあります。広い範囲で赤く腫れ、痛みや熱感を持ちます。

感染する細菌は、私たちの皮膚上にも存在する黄色ブドウ球菌などがあり、外傷だけでなく、毛穴や汗腺(汗の出る穴)から侵入することがあります。

 

また骨髄炎など体の内側から感染するケースや、リンパのうっ滞や浮腫(むくみ)によって発症するケースもあります。

感染する部分は、皮膚の深部~皮下脂肪組織の辺りです。

足の甲や脛(すね)での発症が多いとされていますが、皮膚のある部分ならどこでも発症する可能性があります。

 

  • 皮膚が広範囲に赤い
  • 硬く腫れる
  • 痛い
  • 熱感がある

 

上記の症状のほか、以下のような全身症状が出ることがあります。

  • 発熱
  • 悪寒
  • 倦怠感
  • 頭痛
  • 関節痛

 

また感染した部分が化膿すると、膿がたまってブヨブヨした感触になります。

さらに悪化すると皮膚が破け、そこから膿が出てきて、潰瘍となってしまうこともあります。

溜まった膿が皮膚を破いて出てくる前に、蜂窩織炎の可能性があるなら、早めに医療機関を受診するようにしたいですね。

 

皮膚科、もしくは、かかりつけの内科で診てもらえます。

治療には抗菌薬の投与が行われ、2~3週間ほどで軽快しますが、症状によっては点滴での治療となることもあります。

 

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痛風

急に真っ赤に腫れて激痛がするときは、痛風の疑いがあります。

結晶化した尿酸が関節にこびりつくことで起こる関節炎で、8割以上の人は足の指が痛むようです。

足指の付け根の痛みは、放置すると足の甲やかかと、アキレス腱へと痛みや腫れが広がります。

 

原因は体内で尿酸へと変換されるプリン体で、ビールやレバーなどに含まれます。

7ml/dl以上だと痛風になりやすいので、健康診断で血清尿酸値という項目を見つけたら確認してみてください。

飲酒や高カロリーな食事、筋肉や関節への負担が増えても発症しやすくなります。

 

痛風は早期治療が大切なので、整形外科か内科を受診しましょう。

痛みは7~10日で一旦引きますが、何度も繰り返し慢性化、腎臓などに合併症を起こすこともあります。

治療は消炎剤や鎮痛剤で症状を抑えることが一般的ですが、血清尿酸値が9ml/dlを超えている場合には尿酸値を下げる薬も使います。

 

 

さいごに

足の甲に痛みがなく、腫れだけの場合にはむくみの可能性もあります。

冷えや立ち仕事、ストレスなどで足の血行不良が起こっているのかもしれません。

心臓や肝臓、腎臓に異変がある場合にも足のむくみが出ることが多くあり、最悪の場合死に至ることもあるので注意が必要です。

異変を感じた場合はすぐに病院で検査することをおすすめします。

 

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