肩甲骨の下が痛いときありますよね、自分で指圧やマッサージとかしてみるけどいまひとつ。

肩甲骨の下が痛いので、内蔵の病気ではないかとちょっと心配になります。

単なる筋肉痛から、気を付けた方が良い病気まで原因はさまざまです。

 

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肩甲骨の下や背中が痛い原因

寝違え

寝違えは、頚椎(首の骨)周辺にある筋肉などに炎症が起こっている状態です。

寝姿勢が悪かったり、枕や寝具が合っていなかったり、ストレスで寝ている間も体が緊張していたりすると起こります。

また寝ているときだけでなく、日中に長時間のデスクワークをしていて痛くなった場合なども“寝違え”となることがあります。

首の痛みや動かしづらさがありますが、ひどいと背中や肩、腕にまで症状が出る人もいます。

 

痛いからといって無理にマッサージやストレッチをすると、かえって炎症を悪化させることがあるので注意しましょう。

ただの寝違えなら数日で治るので、痛みが強いようなら湿布や鎮痛剤、それにカラーなどサポーターを使いつつ安静にしていること。

もし数日経っても良くならないようなら、椎間板ヘルニアなど他の病気の可能性もあるので、一度整形外科を受診しましょう。

 

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筋肉の凝り

長時間同じ姿勢でパソコンやテレビに向かっていると姿勢が悪くなり、背中の僧帽筋や脊柱起立筋などの血流が悪くなります。

特にパソコンは腕を前に突き出した姿勢になるため、前側にある大胸筋は縮まりますが、背中の筋肉は伸びたままです。

前と後ろの筋肉はどちらも緊張した状態で、自然なバランスになっていないため、筋肉が凝ってしまいます。

鏡に立って横向きに見て、肩が背中のラインより前に出ているようなら、猫背気味かもしれません。

 

左右のバランスが悪かったり、猫背の姿勢は頭痛、肩こり、腰痛、体全体に影響を及ぼすので、肩を後ろに回したり、ストレッチを取り入れて矯正しておきましょう。

利き手側の肩甲骨の下が痛くなることが多いのであれば、反対側の腕を使うようにしてバランスを取ると良さそうです。

バッグはいつも同じ側で持たないように意識し、デスクワークの方は反対側の手でマウス操作をするようにするだけでも負担は違ってきます。

肩甲骨をほぐすストレッチをしてみよう

 

またこちらの記事では、座ったままデスクでもできる胸や肩甲骨を開くグッズを紹介しています。

 

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肩関節周囲炎(五十肩)

肩関節周囲炎(五十肩)は肩周りに炎症が起きるため、上腕や肩甲骨にも痛みを感じます。

原因は良く分かっていませんが、中年以降に起こることから、加齢に伴う肩や腱の炎症だといわれています。

頭の後ろに手を持っていって髪を結う動作、髪の毛を洗う動作など、腕を上げたり、腰の後ろで何かをするのが辛くなるのが特徴です。

夜に痛みが激しくなる傾向にあり、寝返りの度にズキズキ痛むこともあります。

 

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肋間神経痛

肋間神経痛はピリピリとした痛みが肋骨に沿って起きるのが特徴で、背中からお腹にかけて痛みます。

痛みが激痛に近いこともあって驚く方もいますが、肩甲骨の筋肉が原因のように見えても肋間神経痛であるケースは多いようです。

痛みが強い場合は、整形外科やペインクリニックで肋間神経ブロック注射をしてもらうこともできます。

 

肋骨の疲労骨折

疲労骨折は、繰り返しかかる負荷によって骨にヒビが入り、骨折してしまうものです。

肋骨の場合は、ゴルフや野球のスイングといった体をねじる動作を繰り返し行ったり、無理なウエイトトレーニングや重労働を行ったときに起こりやすくなっています。

疲労骨折のサインは、運動や咳、くしゃみなど患部に負荷がかかったタイミングで突然痛むこと。ここで気づいて病院を受診したいですね。

 

締め付けるような圧痛がありますが、しばらく安静にしていると痛みが治まることもあります。

治療は基本的には安静にして、痛みが強いようなら湿布や鎮痛剤などを使います。

回復してきたら、医師の指示のもと、柔軟や軽いストレッチなどでリハビリをすることも有効です。

 

圧迫骨折

衝撃が加わったときに、椎骨(脊椎を構成しているブロック状の骨)が押しつぶされてしまうことがあり、これを圧迫骨折と言います。

骨折というと痛いイメージがありますが、なかには痛みがほとんどない人もいるそう。

圧迫骨折は交通事故や転倒したとき、骨粗しょう症で骨が脆くなっている場合には咳やくしゃみをしただけで起こることもあります。

高齢者はそのまま寝たきりになってしまうこともあるため、気を付けなくてはいけません。

治療はギプスやコルセットで固定して骨がくっつくのを待ちますが、骨粗しょう症の人は治療を行う必要が出てきます。

 

変形性頚椎症・胸椎症

「頚椎」は脊椎のうち首の部分のことで7個の椎骨で構成され、「胸椎」は首~腰の間の部分のことで12個の椎骨で構成されています。

年を取ると、頚椎や胸椎の骨、軟骨、じん帯などに変形が出てきます。

椎骨に骨棘(とがった部分)ができ、椎骨の間でクッションの役割をしている椎間板が変形するなどして神経を圧迫してしまうと、以下のような症状が出てきます。

 

  •  首や背中の痛み
  •  肩こり
  •  手のしびれ
  •  頭痛
  •  吐き気

 

とくに動かしたり、長時間同じ姿勢でいたりしたときに起こりやすいようです。加齢によるものなので、治療は保存療法が中心です。

消炎鎮痛剤など薬の服用、けん引や温熱療法、それにカラーやコルセットでサポートするなど、自分の症状に合った治療が求められます。

しかし症状が悪化したり、生活に支障が出るようなら手術となることもあります。

 

胸椎椎間板ヘルニア

ヘルニアは椎間板の内部にある髄核(ゼリー状の物質)が飛び出てしまった状態のことで、脊髄神経を圧迫してしまいます。

胸椎とは首と腰の間にある骨のことで、胸の後ろにある背骨のこと。

胸椎椎間板ヘルニアは腰椎や頚椎ヘルニアと比べると稀ですが、歩行障害が出てしまうこともあり、非常に注意が必要な疾患です。

足のしびれや脱力感も症状の一つで、歩行障害が出ているようなら手術が必要になってきます。

 

胸椎後縦靭帯骨化症・胸椎黄靭帯骨化症

椎骨はブロック状の骨で靭帯がつないでいますが、靭帯が肥厚して固くなってしまう「骨化」が起こると、脊髄神経が圧迫されてしまいます。

胸椎後縦靭帯骨化症と胸椎黄靭帯骨化症の違いは、骨化する靭帯の場所です。

背骨の動きが悪くなって痛みや凝りを感じるようになり、四肢のしびれや脱力感、動かしづらさなどで歩行障害が出たりします。

日常生活に支障が出るようなら、手術が必要となることもあります。

 

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内臓からくる痛み

左の脇腹 痛い

 

湿布を貼っても治らない、鈍痛が続く、咳や吐き気などがあるときは内蔵の病気かもしれません。

位置に関係なくあらわれる痛みもあり、詳しくは病院の検査をしないと分かりません。

気管支炎や肺炎

風邪を引いて、咳をするたびに肩甲骨の下が痛い場合、気管支炎や肺炎の可能性もあります。

急性気管支炎は、ウイルスによる気管支炎が最も多く、熱、喉の痛み、鼻炎、頭痛に続いて激しい咳や痰が出ます。

急性気管支炎が起こる原因としては、インフルエンザやアデノウイルスなどのウイルス感染がほとんどですが、細菌も原因となることがあります。

 

自然気胸

痛みのほかに息苦しさがあるようなら、自然気胸の疑いもあります。

自然気胸は肺に穴が開いて空気が漏れ、胸腔内にたまった空気が肺を圧迫してしまう疾患です。

肺に穴が開くと聞くと怖いですが、多くは自然に穴がふさがって、漏れた空気は血液に溶けて治癒します。

 

やせ型の若い男性に多く、70%は喫煙者というデータもあります。

運動や咳をしたタイミングだけでなく、安静時に突然発症することもありますが、その理由はよく分かっていません。

深く息を吸ったときに背中に痛みがあったり、いつもより早く息が切れたり、風邪でもないのに咳が出るようなら気を付けましょう。

自然に治ることも多い疾患ですが、穴がふさがらないようなら針や管で空気を抜く治療を行ったり、再発を繰り返すようなら手術が必要になることもあります。

 

片方の肩甲骨が痛い

右側の肩甲骨

右の肩甲骨が痛い時に疑われる病気です。

 

  • 胆のう(胆石症、胆のう炎、胆のうがん、胆管がん、胆石)
  • 肝臓(肝炎、急性肝炎、肝臓がん)

 

左側の肩甲骨

左の肩甲骨が痛い時に疑われる病気ですが、心臓などは右側に出ることもあるため、一概には言えないこともあります。

 

  • 膵臓(膵炎、膵臓癌)
  • 胃(胃炎、神経性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がん)
  • 心臓(狭心症、心筋梗塞など)

 

膵炎は増加傾向にあり、放置すると膵臓がんに移行してしまいます。

一度血液検査をチェックしてみて下さい。

血清アミラーゼが高い・低い!基準値と正常値はどれくらい?

 

心筋梗塞でも肩甲骨や背中、腕などが痛む場合があります。

右胸の痛みや違和感が・・・病気が原因!?

 

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肩甲骨が痛いときの対処法

痛みの緩和

痛みがあると夜よく眠れなかったり、生活にも制限が出てきたりと生活の質を落とします。

痛みは我慢しないで痛み止めの飲み薬や塗り薬、湿布などで積極的にアプローチしていきましょう。

どうしても痛みが強いという場合には、ステロイドのトリガーポイント注射もあるので、医師に相談してみても良さそうです。

 

薬での治療のほか、好きな音楽を聴いてリラックスしたり、好きなことをして気分転換することも、痛みの緩和に繋がります。

「痛い」ということに意識を向けてしまうと余計に痛くなってしまうので、できることをやったら、気にしないように心がけることも大切かもしれません。

市販の湿布で様子を見る

思い当たる節がある場合は、ひとまず痛む部分に湿布薬を貼って様子を見ましょう。

薬局でロキソニンやインドメタシン配合のものなどを購入して、様子を見てください。

 

腰痛に効く市販のおすすめ湿布薬

 

日常生活の見直し

運動 エクササイズ

 

ちょっとしたこと、肩甲骨まわりに負担がかかっていることもあるので、もう一度生活を見直してみてください。

運動

デスクワークをしている人だと、ついつい休憩するのを忘れがち。

ずっと同じ姿勢でいると筋肉が凝り固まってしまうので、30分~1時間に1回は肩をまわすなど軽いストレッチをするようにしましょう。

運動不足は病気やケガを招くので、軽い運動でも習慣化させることは大切です。

姿勢

パソコンやスマホを見るとき、ついつい猫背になったり、首だけ前に出すような姿勢になっていませんか?

睡眠

睡眠は日中の疲れを取るためにも大切です。枕の高さ、マットレスの硬さなどは自分にあっていますか?

ストレスが溜まっていると寝ている間も体が緊張している状態になってしまうので、リラックスできる環境を作りましょう。

入浴

温めないほうが良い場合もありますが、炎症が落ち着いてきたらお風呂に入って体をゆっくり動かしたり、軽くマッサージすることも有効です。

 

病院に行くべきか・・・

カップル もやもや

 

生活も見直したのに肩甲骨の痛みが良くならない場合は、他の症状を見てみましょう。

吐き気、しびれ、鈍痛、激しい痛み、痛みの種類(チクチク、脈打つ感じ)などはあるでしょうか?

最近受けた健康診断の結果を見て、気になる数値はないでしょうか。

検査をしても病院でどこも悪くない時は、ストレスなどの心理的なものや、自律神経が原因である可能性もあります。

漢方薬が効く場合もありますから、選択肢に入れてみても良いと思います。

 

胸の痛みはストレスが原因であることがほとんど?

自律神経失調症の治し方!自力でできる改善方法はある?

 

 

さいごに

肩甲骨の下の痛みは、単なる筋肉痛なのか、内蔵の病気なのか自己判断の難しいところです。

原因が分からず放置するのが一番良くないので、おかしいと思ったらすぐに病院で見てもらって下さいね。

 

寝起きに背中が痛い4つの原因

 

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