テレビのCMなどでも、こめかみを抑えて辛そうにしている表情ってよく見ますよね。

でも、こめかみの痛みはただの頭痛ではないかもしれませんよ?

こめかみを押すと痛い時に考えられる原因は何なのか、見ていきましょう。

 

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こめかみを押すと痛い原因

はてな

 

 

こめかみが痛いというと、まず思い浮かぶのが頭痛ですが、ひと口に頭痛と言っても、その原因はいろいろです。

脳などに異常がある場合もありますが、やはり多いのは偏頭痛などの慢性頭痛です。

頭痛

慢性頭痛は大きく分けて3つ。

偏頭痛

偏頭痛は、こめかみの辺りが脈打つようなズキズキとした痛みが特徴。

痛みが激しいため、吐き気がしたり、光や音に対して過敏に反応してしまうこともありますが、原因は脳血管とその周りの三叉神経にあるとされています。

緊張性頭痛

慢性頭痛の大半を占めるのは、緊張性頭痛と呼ばれるもの。

首~後頭部にかけての頭重感が特徴で、ストレスや肩こり、気候や気圧の変化、睡眠不足などが原因です。

群発頭痛

男性に見られることの多い群発頭痛は目の奥の激痛が特徴で夜間や明け方などの眠っている間の1~2時間、毎日同じタイミングで痛みが発生します。

原因は不明ですが、セロトニンが関係しているとの説が有力です。

慢性頭痛だと思っていても、脳疾患などの可能性も否定できないので、病院を受診して頭痛の原因を確認しておいたほうが安心です。

 

 

帯状疱疹ウイルス?

ウイルス

 

偏頭痛や群発頭痛は約5%の方で帯状疱疹ウイルスが原因の可能性があり、特に季節の変わり目に起こる群発頭痛の8割は帯状疱疹ウイルスが原因ではないかといわれています。

帯状疱疹ウイルスは、子供の頃にほとんどの人がかかったことのある水疱瘡のウイルスと同じものです。

水疱瘡が治った後も、そのウイルスの一部は神経節という部分に残っていて、免疫力が弱まるたびに活性化して帯状疱疹を引き起こします。

その時に神経節から三叉神経へと攻撃してくることがあり、それが偏頭痛などの原因になってしまうことがあるのです。

帯状疱疹ウイルスかどうかの見分け方

帯状疱疹ウイルスによる頭痛の見分け方は、発作の初期にアロディニア(異痛症)という症状があるかどうか。

アロディニアは目の周りや頭皮などの皮膚に違和感が出るもので、例えばコンタクトがゴロゴロする、髪の毛を櫛で梳かすとピリピリする、洗顔や洗髪が何となく嫌というのが当てはまります。

帯状疱疹ウイルスが活性化しているかどうかは、血液検査で分かります。

その場合は早い段階で抗ウイルス薬の投与が効果的なので、すぐに医師に相談しましょう。

 

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顎関節症

顎の筋肉というのは、頭蓋骨のこめかみ辺りと繋がっています。

そのため、顎の筋肉や関節に異常が出る顎関節症になると、こめかみにまで痛みが出てしまうことがあるのです。

顎関節症というと、口を開け閉めした時にカクカクと音がなったり、口が開かなくなったり、食べ物を噛んだ時に奥歯に痛みが出たりしますよね。

 

それ以外にも、連動して頭痛や肩こり、こめかみを押すとしこりが見られたりすることもあります。

噛み合わせや大きく口を開けた時以外でも、うつ伏せ寝や頬杖をつく癖でなってしまうこともあります。

また眠っている時、無意識に食いしばりや歯ぎしりをすることもあり、筋肉がこわばって緊張性頭痛になってしまうこともあります。

 

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眼精疲労

眼精疲労

 

目が疲れて、頭も痛くなった経験のある人も多いのではないでしょうか。

長時間パソコンやスマートフォンの画面を見ていたり、読書に夢中になり過ぎていたりしていませんか?

目の血管や神経は、頭蓋骨の一部である蝶形骨(ちょうけいこつ)という部分に集中しているので、血行不良や神経の圧迫が起きると、偏頭痛や緊張性頭痛の原因となってしまうのです。

悪化するとドライアイや充血、吐き気を催したり、ピント調節が上手くいかなくなり、最悪の場合は視力低下や眼病にまで発展してしまいます。

 

眼精疲労は、ただの疲れ目ではありません。

疲れ目なら少し休めば回復しますが、眼精疲労になってしまうと寝ても休んでも回復してくれません。

眼科での治療が必要になってしまうこともあるので、このあとご紹介する対策を参考に、適度に疲れを取っていきたいですね。

 

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後頭神経痛

その痛みは、頭の奥ではなく、表面付近ではありませんか?

坐骨神経痛や三叉神経痛で有名な神経痛ですが、頭部に走っている末梢神経でも神経痛が起こることがあります。

後頭神経痛は大きく分けて3つ

  • 大後頭神経痛:首から頭頂部にかけて
  • 小後頭神経痛:側頭部
  • 大耳介神経痛:耳の後ろ

 

痛みはピリピリ、チクチクとした針で刺されているかのような感覚が多いのですが、時には激痛にまでなることもあります。

原因は、首のむちうちの後遺症などの怪我によるものや、姿勢が悪いことによる神経の圧迫、または帯状疱疹の後遺症として神経痛だけが残ってしまうことも。

痛み止めがあまり効かないことも多く、関連の深い三叉神経に効く薬を投与したり、神経ブロックや外科治療などが必要となることもあります。

 

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鼻の異常

一見関係のなさそうな鼻が原因で、こめかみの辺りに痛みが出ることもあります。

副鼻腔炎

風邪や花粉症での鼻づまりが悪化すると、鼻の奥にまで炎症が広がって膿が溜まる副鼻腔炎になってしまうことがあります。

副鼻腔というのは顔中に全部で8か所あります。

膿がおでこの方にまで溜まってしまうと、頭痛や頭重感の原因になり、主に目の奥やこめかみに痛みとして現れます。

3ヶ月以上続くと慢性副鼻腔炎(蓄膿症)と呼ばれますが、それより前の急性副鼻腔炎では激痛になることもあるので、早い段階で気づいて治療したいところです。

 

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こめかみを押すと痛い時の対処法

マッサージ

目の疲れ

目は眠っている時以外、常に働いているため、どうしても疲れが溜まりやすくなっています。

目の疲れを取ると言ったら、血行を良くしてコリを改善させるために、温めることが一般的です。

温める

ホットアイマスクなども売っていますが、自宅でも電子レンジで簡単に蒸しタオルが作れるので、意外とお手軽にケアすることが出来る便利な方法です。

ツボ押し

もう一つおすすめは、ツボ押し。

目の周辺には、疲れ目に効くツボが集中しているので、覚えておいて息抜きがてらマッサージすると良いですね。

眉毛周辺には、一番内側の「攅竹(さんちく)」、真ん中の「魚腰(ぎょよう)」、一番外側の「糸竹空(しちくくう)」の3つがあります。

有名なものでは、鼻のつけ根(目頭のあたり)の「清明」は頭痛緩和にも効果があるので、ぜひ覚えておきたいツボです。

ほかにも、目尻の少し外側のへこみ「瞳子膠(どうしりょう)や、左右のこめかみの「太陽(たいよう)」、黒目の真下にある「四白(しはく)」なども疲れ目に有効です。

 

 

枕の見直し

緊張性頭痛になる理由は様々ですが、その原因には睡眠も大きく関わっています。

睡眠は疲労や疲れを取るためにも大切ですが、眠っているだけだからと気を抜いてはいけません。

睡眠中の姿勢一つで、かえって身体に負担がかかってしまうこともあるのです。

 

その時にポイントとなってくるのが枕。

眠っている時くらい、いつも頭の重さを支えている首を休ませてあげたいですよね。

あたなはどんな枕を使っていますか?

最近では低反発枕なども人気ですが、実はお金をかけずに自分にぴったりの枕が作れるのです。

 

用意するものは座布団とバスタオルだけ。

少しずつ折り畳み方を変えながら、額~鼻~口が一直線になるように調整しましょう。

この高さが、無理なく寝返りをうてる高さです。

 

病院で血液検査をしてみる

特に帯状疱疹ウイルスが原因となっている群発頭痛は、薬が高い効果を出すゴールデンアワーという時間帯があります。

ゴールデンアワーは痛みの発症から数週間以内となっていて、この期間を逃さないため素早い行動が重要です。

頭痛の治療というとトリプタン系製剤を使うことが多いですが、多用すると脳が過敏になり、薬物乱用頭痛を引き起こしてしまうことが知られています。

根本的な解決にならない薬を飲み続けて薬物乱用頭痛にならないためにも、早めに血液検査をしましょう。

 

 

さいごに

左右のこめかみを押したらと痛いというのは、頭痛から鼻の病気まで、色々あります。

原因が分からず不安に思っていると、かえってその不安がストレスとなり、こめかみの痛みを悪化させてしまいます。

偏頭痛でも、酷い場合は予防薬などもあるので、迷っている時は病院に行ってみましょう。

 

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