指は日常的に目にする部分なだけに、完全に腫れあがる前から異変に気付くことも多いですが「あれ、腫れてるなぁ」なんて放置してはいませんか?

どうして腫れているのか、その原因がわからないという状態は危険です。

指が腫れるときには、“ほかにどんな症状が出ているのか”にも注意して、場合によっては早めに受診する必要も出てきます。

指が腫れる原因について、症状別に解説していきたいと思います。

 

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かゆみがある

かゆい 痛い

虫刺され

虫刺されでまず考えられるのは蚊ですね。

蚊に刺された場合は、比較的すぐに腫れてかゆみが出ます。

基本的には放置していても治ることが多いのですが、明らかに腫れあがって異様だという場合は注意して下さい。

ヘルペスウイルスの一種であるEBウイルスに感染していて、蚊に対するアレルギーが強く出ていることも考えられます。

 

蚊以外だと、ダニやノミ、毛虫なども考えられますね。

これらは発疹が出て、かゆみも長く続くことが多いです。

またかゆみより痛みのほうが強いという場合には、ハチやアリ、クモ、ムカデなどが考えられます。

 

虫に刺されたら患部を流水で洗い、市販の虫刺され薬などを使用しましょう。

大事なのは、かゆくても掻かないこと。

掻きむしって皮膚を傷つけてしまうと細菌感染などのリスクも上がってしまいます。

 

しもやけ

冬に頻発するしもやけは「凍瘡」とも呼ばれますが、手や足の先、頬、耳、鼻などに赤い湿疹が出て腫れ、かゆみを感じます。

子供や女性に発症しやすく、やはり指先から赤くなっていくイメージですね。

しもやけができるのは、寒さで血管が収縮したあとに動脈だけが先に戻ってしまうため。

動脈が元通りになっても静脈が収縮したままなので、血液循環が上手くできなくなり、指先などの末端に炎症やうっ血が現れてしまうのです。

 

手袋や耳あてなどの防寒対策をしっかりして、血行を良くするビタミンEを意識して摂ること。

ビタミンEはハンドクリームなど化粧品にも配合されているので、買うときに少し成分にも気を付けて見てみてください。

かゆみが酷いときには、病院でステロイドのかゆみ止めを処方してもらえることもあります。

 

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腫れて痛みがある

爪

ひょうそ(爪周囲炎)

爪の周りが赤く腫れてズキズキと痛む。

ひょうそは爪周りにできた小さな傷から、黄色ブドウ球菌や連鎖球菌などが感染して炎症を起こすものです。

赤く腫れて痛むほか、皮膚や爪の下に膿がたまって白っぽく見えることも。

 

悪化すると炎症が関節や骨、リンパ管などにまで広がってしまうこともあります。

原因となるのは、ささくれや切り傷、または巻き爪や深爪といった爪のトラブルなど。

指しゃぶりをする子供や水仕事をする主婦などは、常に手が湿っている状態であるため細菌が繁殖しやすく、皮膚も傷つきやすくなっています。

 

そのため手を濡らしたら、よく拭いてきちんと乾かす習慣をつけるようにしたいですね。

治療には感染した細菌に効く、抗菌薬の塗り薬や飲み薬を使います。

痛みがひどいようなら痛み止めの処方もしてもらえるので、皮膚科を受診するようにしましょう。

 

痛風

足の親指の付け根が急に腫れて痛み出し、ひどいと足の甲まで腫れることもあります。

「風が吹いただけで痛い」と言われるほどの激痛で、足の親指以外にも手首や足首、膝の関節などにも出ることがあります。

非常にまれですが、手の指に出るケースもあるようです。

 

足の親指で発症した場合、10日ほどで快方へと向かいます。

しかし放置していると繰り返し発症し、悪化した結果、腎機能低下などの合併症を引き起こしてしまうこともあります。

痛風の原因は尿酸値が高いこと。

 

血液中を流れる尿酸が多いと、関節で結晶化して炎症(関節炎)を起こします。

尿酸値が高くなるといったら、プリン体を多く含む食事(レバー・魚卵・干物・ビールなど)があげられますが、ほかにも肥満や食べ過ぎ、ストレス、激しい運動といったものも含まれます。

ホルモンの関係で男性が圧倒的に多く発症し、女性はまれです。

 

治療には非ステロイド抗炎症薬や、発作前に服用するコルヒチンという薬が使われますが、原因となっている生活習慣の乱れを改善することが重要です。

完治は難しいため、上手く付き合っていく必要がありますね。

病院は内科を受診し、血液検査などを受けましょう。

 

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骨折

指の骨折は、突き指をしたときや転んで手をついたとき、またはバスケットボールなどのスポーツをしている人も起こしやすいです。

捻挫や打撲などとの見分けが意外と難しいので、病院でレントゲンを撮ってもらうことが確実ですね。

治療が遅れると後遺症が残ってしまうこともあるので、おかしいなと思ったら一度整形外科を受診しましょう。

子供なら骨端線損傷の可能性も

骨端線とは、これから硬い骨へと成長していく軟骨組織のこと。

成長途中の子供の手首や指など体のあちこちにあり、衝撃が加わってずれると骨端線損傷と呼ばれます。

外傷のほか使いすぎにより損傷を起こすこともあり、症状は大人の骨折とよく似ていて、腫れや痛み、内出血など。

きちんと治療を受ければ後遺症などもないので、整形外科でしっかり診てもらうようにしましょう。

 

へパーデン結節

へパーデン結節は、手の指がまっすぐ伸びなくなる変形性関節症で、中年以降の女性にとても多い病気です。

女性ホルモンが関わっていることは分かっていますが、いまだに原因不明で、治療法もテーピングなどで関節の動きを制限する保存療法が中心です。

手の指の関節は変形しますが、数年で痛みはなくなるため、自己完結性疾患ともいわれます。

消炎効果のある外用薬や内服薬、注射などを使って治療します。

 

リウマチ

リウマチも30代以降の女性に多い免疫異常の病気です。

朝に手がこわばる症状はリウマチ特有のもので、関節が痛み、進行すると全身に及ぶこともあります。

しかし最近では良い薬が登場しているので、早期に治療を開始すれば高い確率で治癒可能となっています。

 

指の関節が腫れるのは関節リウマチ?初期症状と原因をチェック!

 

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高熱が出ている

熱

 

指が腫れているほか、高熱が出ているときには一刻も早く病院に行く必要があります。

蜂窩織炎(ほうかしきえん)

赤く腫れた部分に熱感があって痛みもあります。

38℃を超える高熱や悪寒、頭痛、関節痛などが現れることもあり、患部がぶよぶよとして膿が出てくることもあります。

蜂窩織炎(ほうかしきえん)はブドウ球菌などに感染することが原因で、小さな傷や毛穴、汗腺などから入り込むこともありますし、骨髄炎などで内側から感染することもあります。

 

皮膚の深いところから皮下脂肪にかけて炎症が起こり、それが爪の周りなら「ひょうそ」とも呼ばれます。

蜂窩織炎は悪化する速度がとても早く、命に関わることもあるので一刻も早く病院を受診する必要があります。

治療は原因菌に合った抗菌薬を内服または点滴で投与します。

 

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丹毒

蜂窩織炎とよく似たものに丹毒(たんどく)というものもあります。

蜂窩織炎が皮膚の深いところでの炎症なのに対し、丹毒は皮膚のごく浅いところ、真皮という部分で炎症が起こっている状態です。

鮮やかな赤色に腫れて広がり、皮膚の表面が張って硬くなり光沢が出ます。

 

患部には熱感があり、触ると激痛が走ります。

また全身症状として高熱や悪寒、だるさなどがあり、悪化すると敗血症や髄膜炎などを合併するようになります。

原因の多くは連鎖球菌なので、治療にはペニシリン系の抗菌薬が使われます。

免疫力が低下している人や、高齢者にかかりやすい病気なので気を付けましょう。

 

 

さいごに

指が腫れているとき、痛みやかゆみなどはありませんか?

どこかにぶつけた、虫に刺されたなど原因がはっきりとわかっているなら良いのですが、わからないようなら特定することが大切です。

細菌感染でも、蜂窩織炎など皮膚の深部に感染したりすると命が危険になることもあります。

腫れている以外にどんな症状が出ているのか、そこに注目して、気になることがあるようなら、まずは病院に問い合わせるようにしてください。

 

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