手の爪は1日に0.1mmほど伸びると言われています。

それに比べて足の爪が伸びるスピードというのは、手の爪の1/2~1/3程度。

手の爪ほど頻繁に切らない足の爪って、しっかり見る機会も少ないのではないでしょうか。

「気が付いたら白く変色していた!」というときに知っておきたい、足の爪が白いときに考えられる原因について見ていきたいと思います。

 

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足の爪が白くなる原因

はてな

爪甲白斑

健康な足の爪は薄いピンク色をしていますが、これは爪の下の皮膚にある毛細血管が透けて見えているため。

「爪が白い」というときには、爪(=爪甲)自体が白くなっている場合と、爪の下の皮膚(=爪床)が白くなっている場合があります。

爪が白くなる、「爪甲白斑」は大きく分けて3種類。

爪に白い点が現れる「点状爪甲白斑」、白い線が現れる「線状爪甲白斑」、そして全体が白くなる「斑発型爪甲白斑」です。

点状爪甲白斑

爪が生えてくる根元部分(=爪母)の近くに白い斑点が現れ、爪が伸びるにしたがって爪先へと移動し、消えていきます。

これは子供や若い人に多く見られるもので、経験のある人も多いのではないでしょうか。

爪は主成分であるケラチンが角質化したもの。

 

成長が不十分であったり(不全角化)、成長の途中で空気が混入してしまったりすると、白斑という形で現れることがあります。

点状爪甲白斑に関しては、とくに治療の必要はありません。

ちなみに、手相占いの世界では点状爪甲白斑は「幸運の星」と呼ばれ、どの指の爪に現れているかを見て占ったりするそうですよ。

 

線状爪甲白斑

爪に1~2mmほどの白い線が現れ、線は縦のこともあれば横のこともあり、1本だけでなく数本同時であることも。

線状爪甲白斑には、なんらかの原因があることが考えられます。

感染症や皮膚疾患のほか、マニキュアや手術のような外的要因、それにヒ素や亜鉛中毒でも出ることがあります。

ヒ素中毒では白い横線として現れることが多く、「ミーズ線」と呼ばれることもあります。

 

斑発型爪甲白斑

爪全体が白くなる斑発型爪甲白斑は、ほとんどが遺伝によるものなので、生まれつきあるという場合にはとくに治療の必要はありません。

ただし同じように爪全体が白くなるものとして、爪水虫や肝硬変、慢性腎不全といった病気の可能性もあるので注意しましょう。

 

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病気の可能性

内臓

 

爪全体が白くなるときに考えられる病気には以下のようなものがあります。

爪白癬

いわゆる“爪水虫”と呼ばれるもの。

爪の主成分であるケラチンをエサにする白癬菌(カビの一種)が、爪に感染することで発症します。

爪白癬にかゆみはなく、爪が白や黄色に濁ります。

 

さらに爪が分厚くなってボロボロと剥がれ落ちることがあり、靴を履くと圧迫されて痛いため歩くのが困難になることもあります。

爪白癬は日本人の10人に1人が持っているといわれるポピュラーな病気ですが、人にうつることがあるため厄介です。

バスマットやスリッパの共有、それにボロボロと剥がれ落ちた爪にも白癬菌は潜んでいるため、それらを介して家族へうつらないよう気を付けましょう。

 

爪白癬は足の水虫と併発することも多くなっています。

治療では塗り薬だと爪内部まで浸透しないことが多いので、飲み薬が処方されることが多いです。

白癬菌が死滅し、きれいな爪に生え変わるまで3~6か月ほどは根気強く治療を続ける必要があります。

 

肝硬変

肝臓が硬く小さく縮み、機能しなくなってしまう肝硬変でも白い爪がよく見られます。

「Terry nails(テリー爪)」と呼ばれ、ピンク色の部分が全体の1/4以下、爪先のほうに1~2mmほどの幅しか残っていない状態です。

白くなっていているのは爪甲ではなく爪床で、全身疾患のため全ての指に出ることが多いようです。

 

慢性腎不全

腎機能が低下してしまうと回復させることは難しく、慢性腎不全となります。

慢性腎不全でも白い爪が見られることが多くなっています。

「Lindsay nails」と言い、白とピンクの部分がちょうど半々になっている状態で、「Half and half nail」と呼ばれることもあります。

 

こちらも爪床が白くなっているとされ、やはり全ての指に出ることが多いそう。

肝硬変や慢性腎不全以外でも、慢性疾患では爪が白くなるケースがよく見られます。

具体的には、Ⅱ型糖尿病、ウイルス性肝炎、肺結核、関節リウマチ、全身性強皮症、慢性心不全、悪性腫瘍などが該当します。

 

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爪甲剥離症

足の爪が黄色 黄色爪症候群

 

普段、爪(=爪甲)と爪の下の皮膚(=爪床)はぴったりと密着していますよね。

爪甲剥離症になると爪甲が爪床から浮いてしまい、剥がれかけた状態になってしまいます。

ただし、爪が完全に剥がれ落ちるというものではありません。

 

中高年の女性に多く見られ、爪先で起こることが多くなっています。

爪床から離れた爪甲は白や黄色に変色し、それが爪先から根本へと範囲が広がっていくこともあります。

原因は様々ですが、全ての指で起こっているようなら全身疾患の可能性も強くなるので注意しましょう。

 

外的要因

指先を使う仕事をしている人で、使用頻度が高い指先に圧がかかり、刺激によって爪甲剥離症が起こることがあります。

ほかにも爪と指との間にトゲなどの異物が入りこんだ場合、マニキュアや洗剤といった刺激の強いものに頻繁に振れている場合にも起こることがあります。

原因を突き止めて排除したり、対策を講じたりするようにしましょう。

 

感染症

感染症が原因の場合、多くはカビの一種であるカンジダ菌によるものです。

病院では顕微鏡を使ってカンジダ菌のがいないか調べ、治療には抗真菌薬を使用します。

カンジダ菌は高温多湿の環境を好むので、濡れた手はよく乾かすようにして、足なら靴や靴下による蒸れへの対策を行いましょう。

 

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一部の抗生剤(テトラサイクリンなど)を服用中に日光に当たると、薬剤性光線過敏症というものを引き起こして爪甲剥離症になることがあります。

とくに紫外線が強い5~9月に悪化しやすいため、薬を服用中の人は医師や薬剤師に相談してみても良いでしょう。

 

皮膚病

爪甲剥離症を引き起こす皮膚病には以下のようなものがあります。

 

  • 乾癬
  • 接触皮膚炎(かぶれ)
  • 多汗症
  • 扁平苔癬
  • 尋常性天疱瘡
  • 薬疹(薬によるアレルギー性の発疹)
  • 膠原病(全身性エリテマトーデス、強皮症など)

 

その他の病気

皮膚病以外では、甲状腺機能亢進症において爪甲剥離症を引き起こすこともあります。

甲状腺機能亢進症が原因の場合は「プランマーズ・ネイル」と呼ばれることも。

ほかには以下の病気が原因となっていることもあります。

 

  • 甲状腺機能低下症
  • ペラグラ(ニコチン酸欠乏症またはナイアシン欠乏症)
  • 糖尿病
  • 鉄欠乏性貧血
  • 肺疾患(肺がんなど)
  • 感染症(梅毒など)

 

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栄養不足

アルギニン

たんぱく質

爪の主成分であるケラチンは、たんぱく質の一種です。

つまり、たんぱく質が不足すると爪の材料も不足してしまうということ。

丈夫で健康的な爪を維持するには、たんぱく質を多く含む食品(肉、魚、大豆、卵、乳製品など)をしっかり摂るようにしましょう。

 

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鉄分

栄養不足はさまざまな形となって爪に現れますが、とくに鉄欠乏性貧血の人は「匙型爪甲(スプーン爪)」になりやすいので注意です。

匙型爪甲とは、爪の先端付近はスプーンのように凹んでしまうもの。

十分な栄養や酸素が爪にまで行き渡らないことで、柔らかい爪になってしまうことが原因です。

爪の薄い子供、とくに乳児に多く見られますが、大人でも外的刺激や皮膚疾患などが引き金になることもあります。

 

鉄分は全身に酸素を運ぶヘモグロビンの材料となるため、不足すると全身が酸欠状態となってしまいます。

とくに爪は体の末端にあるため、酸素や栄養が届きにくくなっているので注意したいですね。

鉄分はヘモグロビンの材料となるほか、細胞の増殖を助ける役割も持っているので、爪の成長には欠かせません。

鉄分を多く含む食品(レバー、あさり、ひじきなど)を意識して摂るようにしましょう。

 

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バランスの良い食事を!

たんぱく質と鉄分が爪に良いことはわかりましたが、もちろん栄養バランスの良い食事をすることに越したことはありません。

とくにビタミンやミネラルは皮膚や粘膜を丈夫にしたり、体の機能を整えたりする効果を持っているので、まんべんなく摂るようにしたいですね。

 

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さいごに

足の爪が白くなるときは、とくに治療の必要がないものもありますが、全身疾患などが原因となっていることもあるので注意です。

爪の状態を普段からチェックしておくと、異変があったときにすぐ気づくことができますね。

爪は皮膚の一部という考えなので、爪のことで気になることがあれば皮膚科を受診すると良いでしょう。

血液検査などの詳しい検査を希望する場合には、事前に問い合わせておくとスムーズだと思います。

 

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