戸外で頭がガンガンする、めまいやだるさ、体がだるい、こういう症状が起こったらまず疑うのは熱中症ですね。

ところが熱中症を疑わなければいけない症状の中に下痢もあるのです。

脱水が原因でおこる症状なのに下痢というのは不思議な気がしませんか?

 

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熱中症の具体的な症状

夏になり、気温が高くなればなるほど人間は汗を大量にかくので人は水分を補給します。

汗をかくことで熱を放出し、体温を一定に保とうとしているのです。

ところが大量の汗をかいて熱を下げると体内の水分は失われ、いずれ汗をかくこともできなくなり、臓器の血流も低下していきます。

そしてバランスを崩し、最終的には熱を下げることができなくなり熱がこもってしまうのが熱中症です。

 

具体的な症状としては

  • 熱失神:めまい、一時的な失神、顔面蒼白、腹痛
  • 熱痙攣:筋肉痛、手足がつる、筋肉のけいれん
  • 熱疲労:全身の倦怠感、悪心、嘔吐、頭痛、集中力や判断力の低下
  • 熱射病:体温が高い、意識障害、ふらつき、言動がおかしい

 

このような症状を引き起こし、最悪の場合、死亡することもあります。

そうならないための予防方法として水分補給が推奨されているわけですが、誤った方法で水分を補給した場合、もっと悪い状態をひきおこす可能性があるのです。

 

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正しい水分補給の方法

下痢は大量に摂取した水分が原因

人は発汗して水分を放出する際に、一緒に体内の塩分やミネラルも放出してしまっています。

そこに大量の水分のみを摂り入れることで、体内のバランスが崩れてしまうのです。

しかし体内ではバランスを取ろうとして、汗だけでなく他の方法でも水分を放出しようとします。

 

それが下痢もしくは嘔吐という症状で出てくるのです。

熱中症は症状は危険度に応じてⅠ~Ⅲ度の3段階で分けられます。

この段階分けの中でも下痢は段階Ⅱに位置します。つまり下痢はかなり危険な段階の症状だと認識する必要があるのです。

塩分と砂糖が入った水を

正しい予防方法としては水分だけでなく、塩分も含まれているものを飲用することです。

しかも一度に大量に摂取するのではなく、少量ずつこまめに摂取することが望ましいとされています。

塩分が含まれているからといって、ソフトドリンクなどは避けた方がいいでしょう。

 

過度の糖分が含まれている飲料を大量に飲用することで急性糖尿病になる可能性があるからです。

また、緑茶や紅茶など茶葉には水分を体外へ出そうという利尿作用が認められるため、これも避けた方がいいでしょう。

これに対して経口補水液は水分補給に適してます。

 

経口補水液とは食塩とブドウ糖とを混合して作られた液体で電解質と糖質の配合バランスを考慮しているため、体への水分補給に最適なのです。

熱中症の軽度から中程度の患者にも使用できます。

作り方

経口補水液は自分で簡単に作ることができるので症状が出たらすぐに作りましょう。

水1リットルに対し、塩を小さじ1/2、砂糖を大さじ4と1/2を加えて混ぜ合わせるだけです。

飲みにくい場合はレモンを絞っていれると飲みやすいでしょう。

健康な状態であればおいしくないですが、脱水症状の人は美味しいそうです。

 

飲む時の温度

また、飲用する際にはその温度にも気を配る必要があります。

熱を下げることばかりに気を取られ、下げるからいいだろうとキンキンに冷えたものを飲用させると、その温度刺激で胃腸に不調をきたす恐れがあるからです。

 

少しずつ飲む

常温の飲料で少しずつ、様子をみながら補給することが理想的でしょう。

一気に飲み干してしまうことは、これもまた胃腸に負担をかけることにつながります。

嘔吐感を覚えることもあるので一気に飲用することは避けるようにしましょう。

 

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応急処置のポイント

涼しい場所に移動する

クーラーの効いた室内や車内に移動しましょう。

衣服を脱がせて体温を下げる

衣服を緩めて、熱を放出しましょう。

冷却シートなどで首筋などを冷やすのも効果的です

塩分や水分を補給する

経口補水液やスポーツ飲料などで水分と塩分を補給しましょう。

ただし、嘔吐の症状が出ていたり、意識がないときには無理に飲ませると誤って気管に入ってしまう場合があるので、無理はしないようにしましょう。

 

 

アフターケア

また、症状が落ち着いてきたのちの食事にも気を配りましょう。

胃腸に負担をかけない程度の食事、例えば水分補給も見込めるおかゆなど消化のよいものを食べるように心がけると良いです。

下痢は症状が長く続くとそれだけで体力を消耗するものです。

 

なってしまった場合は、早めに治療するようにしてください。

暑いこの時期、夏バテにもなるので、長引く場合は病院で受診することをおすすめします。

夏バテもまた、甘くみていると大変なことになる症状なので、自分で勝手な判断をせず、医師にみてもらうほうがいいでしょう。

暑い外だけでなく、室内でも多数の事例が報告されています。

 

自分で暑さをコントロールすることのできない乳幼児や暑さを感じにくくなる高齢者や暑い中、火を使って料理することの多い主婦などは室内でも熱中症にかかるリスクが高いといえます。

体調に異常を感じたら躊躇せず救急車を呼びましょう。

また救急車の到着までに自分でケアすることができれば、悪化を防ぐことができます。

 

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